高2男子。学校も部活も楽しいと言っていた矢先の不登校。復学も通信制も前向きには難しそう。青春時代を支える母として明るい心持ちになりたいです。

メール相談

高校2年、男の子のお母さん。【サクラッチ】さんからご相談が届きました。

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不登校になって〜現在のこと

進学校に通う高2の息子が今年のGW直前から不登校です。

高1の後半から月に一度くらいの頻度で腹痛や吐気がしてしんどい、と欠席することがありましたが内科クリニックではストレスだろう、と言われていました。

学校は楽しいし部活も楽しい、と言っていた矢先なので私達夫婦も大変なショックを受けました。

自分から心療内科に行きたいと言い受診し適応障害と診断されました。

息子は学校の課題(宿題)が絶望的に多すぎる、と言っていました。

ゆっくり休ませてあげようと思っていましたが、授業数、出席数も気になり時々復学を促すような言葉もかけていました。

何度も担任と連絡を取り合い、午後から来れるようなら、とか定期考査も受けた方が良いとか話してもらいましたがなかなか難しかったようです。

因みに中間考査は全欠、期末考査は3日しか行けませんでした。

私は通信制もありだと思い色々と調べていますが、先日担任と息子と私が会ったとき、息子ははっきり「今の学校に残りたい」と伝えました。

でも担任は「その気持ちはよくわかった。でもとても心配しているよ。お母さんも同じ気持ちだと思う」と。

確かにそうです、朝起きられず、昼からも登校できないでいるのですから。

「通信は嫌だ、知らない人たちと一緒だなんて。」

今は、朝9時前後に起き朝食。その後スマホ、ソファでうとうと。勉強は全くできないで状態。週2、3回運動しています。

書きたいことが多すぎますがざっとこんな感じです。

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サクラッチさんの気持ち

そして私も毎日が苦しくて苦しくて心療内科に通っています。

もう90%以上の確率で今の学校に復学は難しいかなと思いますので本人が通信制に移ってくれれば良いのですが。後期編入の締め切りもあるし気持ちが焦ります。

でもyukiさんのブログを読んで私が先走らない方が良いということはわかるんです。

でも若いキラキラしているであろうこの大切な時間を半ば廃人のように過ごす息子が可哀想です。

息子が前向きになってくれるようになるには待つしかないのでしょうか。

とりとめもなく長々と書いてしまいましたが、心の持ちようをどのようにすれば明るい母親でいられるのか、と思いメールをしました。


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自宅での様子

朝遅目の起床。

ひどかったときは鬱症状がありましたが、一応普通に話してくれるし食事も一緒です。

スマホ、パソコンゲームの時間が多いです。

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サクラッチさんの望む未来


通信制でも青春はあるし、青春時代の貴重な時間を大切にして前向きに過ごして欲しい。できれば後期10月からの通信制高校に行ければいいなと思います。兄弟がいないから私達がいなくなったあともしっかり生きて欲しい!

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yukiより

高1、進学校、適応障害。その言葉を聞くと息子のことを思います。サクラッチさん。こんにちは。ご相談をおよせいただきありがとうございます。

メール相談には答えを探す行為とともにご自身の心の整理、アウトプット。そして一歩踏み出すという行為が含まれています。この一歩が後にサクラッチさんにとって大きな一歩になります。

進学校に入ると、【高校ショック】を受ける子どもが多いんです。勉強せずに割とできていた子どもが同じレベルの子と並ぶことでできない側を経験する時におきる症状です。

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適応障害と診断されて

今お子さまは病院にはまだ通っていらっしゃいますか?うちは息子、娘ともに適応障害と診断された過去があります。このときの病院の先生が「適応障害を悪と思わず、適応障害であることを責めないことが大事」と私に話してくれました。「適応障害」は「完璧に適応しなくてもいいことを知ること」「そのままの自分で適応できるところがあることを知ること」完璧を求めず「1つずつ」これができた!という経験と「できなくてもなんでもない」という経験。その積み重ねで力を抜いて生きられるようになるといいですよね。と話していただき、私も、そうか・・・また頑張ればいいじゃない!ではなく、「適応障害」なのによくここまで頑張ってきたもんだ!と気持ちが変わったのを覚えています。

そして「今の学校に残りたい」気持ちも本当だと思います。息子は大学生になって「高校を辞めたこと後悔している」と言いましたから。親は後悔させたくないと必死に頑張るけれど、「後悔している」という言葉に私は「嬉しいよ」と息子に話しました。だってね・・・結果学校は変わったけれど、必死になんとかしようとした日々は無駄ではなかった(大きなお世話ではなかった)から。その後息子は「頑張ったところで行けなかったけどね」と笑っていました。

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通信制高校は恥ずかしい

通信制高校と聞いて、サクラッチさんはどんな印象を受けますか?私は息子が通信制に移るとなった時、正直終わったと思いました・・それでも前を見て先を望み、まだ間に合う!ここで頑張れば大学受験時に肩を並べられる!みんなより上も狙える!そう1人意気込んでました。サクラッチさんは違うと思いますが、多くの大人や子どもたちが通信制高校に偏見を持っています。私もその1人でした。

18歳。高校を卒業した年齢を過ぎると段々どこの高校を卒業したのかなんて関係がなくなってきます。拘りもなくなってきます。まだまだ親子で高校時代のど真ん中にいるいる時は「通信制(しかも息子は殆ど行かなかったし)」世の中的に肩身が狭かったですが、その時期を超えると不思議と呪縛が解けた様にその時代が過去になります。

通信制高校で青春をという気持ちは、相手を認め、譲歩している様で、高校に戻そうとしている行為と変わりません。場所を変えているだけで動かそうとしていることには変わりませんから。

これ・・私がそうだったんです。

高校時代の青春を求めているのは親であって、まずは心身ともに元気になること。子どもは環境を変えたら元気になるのでもなく、時が過ぎたら元気になるのでもなくて、本人が元気になる力を持てばどこででも楽しみ、何歳でも青春します。

今の状態を可哀想、何とかしてあげなきゃって思う事が今を生きている子どもに失礼になることも私の経験でした。

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明るい母になる方法

子どもの不登校なんて経験したくなかったです。でも私は経験しました。それは、子どもたちに起こったなにかの問題を子どもたちが自分自身で乗り切る力がなかったからだと私は思っています。だからこそ、私が支えてあげられる年齢のときでよかったと思っています。自分の子どもたちが不登校になったことを美しく語る気はありません。

どんなに寄り添っても、子どもは全てを話しません。言いたくないこと。言えないこと。その問題そのものを悩んでいいことだと気づいてないこと。いろんな理由でです。だけど子どもたちは気付くことはできます。それは親が言葉で言ってきかせなくても親の姿や態度でみせることができます。

私達は子どものことで悩む時、この出来事を乗り越える強さがある親、切り替えられる親、明るく元気な親、が結局うまくいってて、「自分はその人達のようにできない」と悩んでしまいます。

ここで少し「脳」の話をします^^専門ではないので、雑学程度ですが。脳は「検索ワード」に対して答えを探します。個人セッションでこの話をするのですが、テレビに出ている芸能人の名前をど忘れして、「あれ?だれだっけ?」と思いつつも他のことをして、その芸能人の名前を忘れたことすらわすれてしまうのに、お風呂の中とかその夜のお布団の中で「あ!○○さんだ!」って思い出すことないですか^^これって昼間「あれ?誰だっけ?」の検索ワードに対して脳が答えを探してくれているんですね。

この脳の特性を使う方法をお話しますね。辛く悲しいことがあった時(ある時)この経験は私に何を気付かせたかったのか、私がどう成長するためにおきているのか。そう脳に問いてみてください^^そしてこの出来事が終わったら私はどんなふうになっているのかなって・・・その答えを自分の脳が探し始めます。ずっと考えなくてもいいんです。こういった質問を投げかけることで目線が変わっていくんです。

「どうして明るい母になれないの?」と問うと「どうして明るい母になれないのか」の返事探しを脳がしてしまいます^^だめな理由。できない理由を脳が見つけてしまうんです。

子どもの人生の責任者は子ども自身です。私達親が支えてあげるものだと親だから思ってしまう気持ちもとても良く分かります。では、自分の人生は親が支えるものでしょうか^^自分が今苦しい思いをしているのを救うのは私達の親の仕事ではないですよね。

切り離しや課題の分離という言葉を聞いたことがあるともいます。

嫌われる勇気(アドラー)

↑こちらではとてもわかりやすく解説されています

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明るい心持ちになりたい。わかってはいるけどできない。それは・・子どもたちも一緒なんですよね。子どもに一歩を望むなら、自分ができることを自分が知ることも大事です^^同時に一歩がどれだけ不安で苦痛で怖くて難しいかを知ることもでき、子どもが一歩を踏み出さない気持ちが理解できます^^

サクラッチさんを責めているわけではありません^^最初に書きましたように、つい私のこととダブってしまいます^^;

サクラッチさんと私。お互いの子どもたちは、もしかしたら「挫折」を知らずに育ってしまったのかもしれません。挫折は苦しく悲しいです。私達親は、その苦しさを知っています。だから救ってあげたい。挫折に必要なのは、挫折しない強い心や挫折しないように生きる方法を身につけるのではなくて、挫折してもいいんだと挫折に対して免疫をつけること^^

それには時間がかかるけれどそこを「待つ」事が一番辛くてしんどいです。「待つ」って親しかしてあげられないんです。その一番しんどいことをしている時点でサクラッチさんはこれ以上は頑張らなくていいんです。待つしかできないのではなくて、一番大変な「待つ」をしているんです^^待つって凄いんです。

明るく、待てる母になることは、心から「待つ」ということに納得をしないと難しいと思います。こんな時、少しでも不安になったらいけない!と思いがちですが、待つことに不安、心配あっていいんです。子どもたちと同じで急にすぐに動けるわけではありません。親だって急に元気に明るく笑って待てるわけないんです。、子どももそうなように、親だって100点じゃなくていいんです。たとえ80%心配でも、20%も待とうとしている気持ちがある。それって凄いでしょ^^その自分を受け止められたら、子どものことも受け止められる様に少しずつなっていきます。

それからね・・・通信制高校って○月までに入ると3月の卒業に間に合います!っていうけれど、入れたら、その後はレポートやスクーリングとこなさなければいけない課題があって、それもやっぱり心が元気にならないとできないんです・・・もし可能ならば後期から入れたほうが居場所の確保ができて安心かもしれませんが、行かない場所を移しただけで、本当に心が回復しないと、たとえ通信制での生活もうまくいかないことも頭に入れておいてあげてくださいね。

私からサクラッチさんにお伝えしたいこと。「お子さまのために頑張ってくれてありがとう」子どもたち一人ひとりの命に価値があります。その生命を支えるのはとても大変なことです。サクラッチさんが悩んでいるのは、サクラっちさんが正面から向き合っているから。頑張っているから辛いんです。頑張ってくれてありがとう。

そして・・親だからこそ・・頑張らなきゃいけないこともないんです。親と子どもは違う人間だとサクラッチさん自身が受け止められる余裕が少しずつでいいので、でてくるといいですね。子どもを支えるためにも、サクラッチさんとお子さまは別の人間で別の道を歩くのだと認識することが大事です。

サクラッチさん。今日ここでサクラッチさんがお悩みを書いてくださったこと。サクラッチさんにとって大事な一歩です。それは、サクラッチさんに必要なことは「人に頼ること」。親だって泣いていいし、悩んでいい。そして人に頼っていい。そうやって自分の体験として知っていくと、そっかこの子もそうなのかと、目の前の光景は変わらなくても、目の前の光景の感じ方が変わってきますから。

大丈夫大丈夫。サクラッチさんは頑張ってます。十分頑張ってきたんです。一度力を抜いて・・もう頑張らなくていい。そうご自身にいってあげてください。

明るい心持ちの母になるのはそれからでいいんだよ^^一回ゆっくり力を抜いてね・・

大丈夫大丈夫

未来はくるくるみんなにくるくるyukiでした

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不登校から幸せな未来へ「親子でHappy」
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