不登校の子どもが言う「明日は行く」〜私も振り回された子どもの嘘。責めるのはNG?あなたのためにはもっとNG??〜

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子どもに嘘をつかれたことありますか?どんな嘘をつかれましたか?私は息子が不登校のときの「明日は行く」にぶんぶん振り回されました。前回の記事でも不登校の子どもが言う「明日行く」には「親は張り切らない」と書いたのですが、子どもはそのつもりはなくても、結果的に親にとっては「嘘をつかれた」と悲しく感じてしまう子どもの言葉。その言葉にある心を知るために、私達親の嘘についても考えてみました。

【前回記事】不登校。二学期から行くようにするためには、親としてどんな対応をしたらいい?〜今からできるポイントを知りたい〜

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嘘つきは泥棒のはじまり

私たち子育て世代は「嘘つきは泥棒のはじまり」そう自分の親に言われ育てられてきました。昔話や絵本も悪いことをしたら鬼が出てきたり、地獄に落ちたり、不幸な人生を歩む物語でした。そんなお話の中で育てられた私達は「嘘は絶対についてはいけないもの」「嘘は悪」だと今の子供達よりも深く染み付いている背景があります。

嘘つきは泥棒のはじまりというのも、「平然と嘘をつくようになると盗みも平気でするようになる」という改めて考えると「うーーん」と言いたくなるようなことわざ。だって私はたくさん嘘をついてきたけれど泥棒にはなっていないし、悪いことをそんなにした覚えもない。

だけど子どもが嘘を付くと「絶対に許せない」って思ってしまう私。私は嘘を付くのに子どもの嘘は許せない。大人の嘘は理由がある。子どもの嘘は悪いこと。どこからそんな分け目ができてしまったのでしょうね。

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子どもが嘘を付く4つの理由

大人は「社交辞令」や「円滑な社会生活のため」に日々たくさん嘘をついています。「騙す」気持ちがないからそれは「嘘」とはカウントしないというのは大人の勝手な都合^^それが許されるのなら子どもだって同じこと。子どもが嘘をつくときに私達を「騙してやろう」という心がどれだけあるでしょう。嘘って付く方は気軽な気持ちでもつかれることにはとても敏感になってしまいます。子どもが嘘をつくのには4つ理由があると言われています。

  • その場しのぎに「ごまかす」ため
  • 知られたくないことがあって「隠す」ため
  • 友人など「誰かをかばう」ため
  • 注目されたくて「盛る」ため

子どもって親のダメージを考えず嘘をついてきます・・・本人はそんなに深く思ってなく、すぐバレるのにその場しのぎで嘘をついたり、オモシロイと思ってオーバーなことを話したり。この年歳まで社会で生きてきた親を甘くみています^^バレないだろうってね。子どもがつく嘘で受けるダメージはがどんなに辛いのか知らないんですよね・・・

子どものことを理解し、受け流そうとしてもなかなか身体がついていけず、冷静に考えればそんなに怒ることではないのに、PMSと重なると私自身、不安定でどう自分をコントロールしていいものかわからなくなり爆発していたので、サプリメントにお世話になりました。女性は月の半分ホルモンバランスが崩れていると言われている中での息子の不登校。そして悪気のない嘘。私の心を平穏に保つため、長く飲む事を考えると国内生産で薬よりは漢方のほうがいいかと思い、随分探して選びました。私には効果はあると感じました^^いまは落ち着いているので「これは不安定になりそうだな」と思うときに予防として利用しています^^

Bitly

子どもがごまかすために付く嘘。その場しのぎの軽い嘘。だけど親は本気で受け止めます。嘘だとわかっていても、嘘でしょうと言えず苦しかったり、期待はしてはいけないと思っていても、もしかしてと期待したり。そして時に私は、私自身の感情も重なり「怒り」を「しつけ」にかえて、ひどく敏感に「嘘」を責めてしまっていました。

女性として、ホルモンバランスが崩れ、感情のコントロールができない時期の自分自身の対処法も、一緒に考えていきたいですね^^

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嘘のタイプ別の対応①

子どもに限らず人は嘘をつきます。その多くは「騙すため」ではありません。子どもの嘘が4つのパターンだとしたら、今この子はどのタイプだろう。一度そう考えてみてください

  • その場しのぎに「ごまかす」ため
  • しられたくないことがあって「隠す」ため
  • 友人など「誰かをかばう」ため
  • 注目されたくて「盛る」ため

 「明日は学校に行く」これは次の日学校に行かなかったら「結果的に嘘」になってしまったもの。その言葉を発したその時はどんな気持ちだったのか。この場合「その場しのぎ」が多く、本人には罪悪感がありません。

同じ嘘でも対応が違います。どんなときでも嘘をついてはいけない!ではなくて、その嘘によってどんな結果が待っているのかを教えていくことが大事です。

「その場しのぎの嘘」本人は「気軽」に口にしていることがあります。罪悪感がなく、癖になって「ポロ」っと言っているような。だから何回も何回も繰り返してしまいます。だってそんなに悪いことだと思っていないから。このことに対しては「悪気がないことをわかってあげること」「だけど人を怒らせてしまうこと」「その場はしのげたとしても信用を失ってしまうこと」を本人が気付いていく必要があります。

この気軽に口にしている「その場しのぎの嘘」には「嘘をつかねければその場をしのげない」状況にあることも親として理解してあげてください。「学校には行かない」と言ったら親が明らかに不機嫌になるのだったら、「明日は行く」とその場しのぎで言ってしまいますから。「明日は行く」と言っても親は「必要以上に張り切らない」ことが大事です。

【前回記事】不登校。二学期から行くようにするためには、親としてどんな対応をしたらいい?〜今からできるポイントを知りたい〜

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嘘のタイプ別の対応②

  • 知られたくないことがあって「隠す」ため
  • 友人など「誰かをかばう」ため
  • 注目されたくて「盛る」ため

について。まず「隠す」ためはその場しのぎよりも少し対応に気をつけたいです。「隠したいことがある」「知られたくない心がある」ことで自分を守るために嘘をつきます。知られたらひどく怒られたり、知られると「やばい」状況になることを怖れています。これは失敗などを隠すだけではなく、過度の信頼のため、本当のことが言えない。心配をかけたくない。という時の嘘もこれにあたります。この心でついた嘘を親が見つけた時に一番NGなのが「責めること」です。この時に焦点をあてるところは、嘘をついたことではなく、隠した心。その心に寄り添い。隠さなくても大丈夫と子どもに感じてもらうこと。が大事になってきます。嘘をついた行為よりも嘘をついた心に寄り添ってください。

「誰かをかばってついた嘘」にはその気持ちの優しさはわかってあげてください。そしてその後本当のことを言ってしまったことに最悪感を感じさせないことが「かばう嘘」では大事になってきます。その上で、かばっている人にとって、その人にとって本当にためになるのか。ずっと嘘を心に隠したままその人は生きていったほうがいいのか。今後の自分の人生にどう活かすのか。自分だったらどうしたのか。を考える機会にすることをおすすめします。

「盛った嘘」はその場限りの嘘に似ています。盛った嘘には、罪悪感も隠したいこともなく、誰かをかばっているわけでもなく。逃れたいことがあるわけではないので、すぐに辻褄が合わず簡単にバレてしまいます。内容が深刻なことでなくても、結局「信用ができない人」の位置づけになってしまうこと。嘘そのものは怒るような内容じゃなく、その場は楽しくても、話を盛る人として、自分がどんなポジションになっていくのかをしっかりわかってもらうことがポイントになってきます。

子どもの嘘専門の本ではありませんが、アメブロの不登校部門のブロガー「ラン」さんが書かれた本にはご自身の経験と子どもの心理がうまく書かれています。

Bitly
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子どもと嘘について話したあとは

もう嘘はつきません。と約束をしたいところですが、この約束が「嘘を付く」原因になりがちなので、かたい約束はしないほうがいいですね^^

子どもが嘘を付く理由は「騙してやろう」の心がない場合は、自分を守るためだったり、誰かをかばったりするためだったり。自分にとっての困難を方法は間違っているかもしれませんが、乗り越えようとしている姿です。その姿を認めつつも、困ったときに嘘をつくことで乗り切る方法を安易に選ばないようにわかってもらいたいですよね。

嘘はどんなに小さなものでも「罪悪感」や嘘を隠すための嘘をつき続けることになります。その事に触れられたくないから人との壁を作ってしまったり、本心や本音を隠したり、なによりもいい関係を築けていてもその嘘がバレることで、壁は自分側からだけでなく、お相手からも壁を作られ、本心や本音で話してもらえなくなり、大事な「信用」をなくしてしまいます。またその事を怖れ、自分の心に更に大きな壁をつくってしまいます。

子どもに知ってほしいのは、「嘘を付くことがいけないこと」と単純なことではなくて、嘘をつくことで、自分の心にずっと壁を作って生きていくことは苦しいことだから、つかなくていい嘘はつかないほうがずっといい。バレて怒られるその一回のほうがよほど気が楽だから^^怖がらず本当の事を言っていいんだということ。

こんな話をしても子どもはまた嘘をつきます。その時は「約束したよね!」責めずに嘘をつきたい気持ちをわかってその上で「教えていくだけ」で十分です^^

子どもが怒られることから逃げるために余計な嘘をつかないですむよう、そして軽い気持ちでも嘘をつくと相手は悲しい気持ちになること、そしてほんの少しの信頼を失っていくこと。嘘をついて築いた関係は長続きしないことなど、自分が嘘を付くことでどういうことが起きていくのかを学んでいけば自分で嘘を付く選択を選ばなくなっていきます。

子どもが嘘をつくことを選ばなくなったら、子どもが選んだ方法を見守ることも親として大事になってきます。宿題をしていないのに宿題をしたということも、その嘘で学校に行くことができなくなるならば、宿題は終わっていないと言って怒られたほうがよっぽど楽に生きられるから^^

本当のことをカミングアウトしたらしたで、親はゔーーーーーーーってなりますけど^^;子ども自身が生きるチカラをつけるためには失敗させることもだいじなこと^^私達親も嘘に振り回されて、ヘトヘトにならないように緩められるところは緩めて生きていきましょうね^^

Bitly
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まとめ

  • 嘘つきは泥棒のはじまりではない
  • 子どもの嘘にはタイプがある
  • 嘘をついたことではなく嘘をついた心に焦点を
  • 本当の事を言った時や嘘がバレた時に責めない
  • 嘘が悪いのではなく嘘をつくとどうなるのかを子どもが気付けるように
  • 嘘を付くより怒られたほうが後々いいことを知ってもらう
  • 親はサポートグッズや癒やしスポットなどで心を緩めよう

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