お母さんは応援団長さん

メール相談

今回のメール相談は高1男子くんのお母さん。私の息子と同じ時期に学校と距離を置いた息子さんのお母さん「ドラゴン」さんからいただきました。

ご相談を読ませていただき、すぐにドラゴンさんは応援団長さんだなって思いトップ画像を作りました。

スポンサーリンク

ドラゴンさんより

うちの子は全日制私立高校に通う高校1年男子です。第一志望の公立高校受験に失敗して入った高校です。それでも部活(サッカー)に入って頑張る気持ちで期待をして入りました。

でも、サッカー部はスポーツ推薦の子が多く、うちの子のように一般から入る子は数人のようで。でも、2ヶ月過ぎた辺りから、部活に行きたくない辞めたいと言うようになりました。

コーチや先輩と上手くいかないと。結果、自分で決めて部活を辞めました。でも、切り替えが出来ないようで、部活に対する不信感から学校そのものも嫌うようになって。

担任との相性も悪いみたいで。全てネガティブに考えるようです。行き渋りもありながら、何とか冬休みまできました。が、冬休み明けから1回しか登校してません。

留年はしたくないらしく、行くとは言うが行けないみたいな。学年末テストも始まっていますが2日間休んでます。残りのテストと授業を出て追再試験を受けないと留年です。以前に子供と話した時は通信制高校には行きたくない、もし留年確定になってもまたやり直すと言っていました。年下と出来るのか疑問でなりません。それが出来てたら学校行けてたかなと。


自宅では、日中はゲームしたり、YouTubeみたりしているようです。私も子供と一緒にゲームの話やYouTubeの話で盛り上がっています。休日は一緒に買い物に出かけたりしています。

全日制高校だけが学校ではなく通信制高校や定時制高校もあるし、サッカーがしたければ、サッカー部がある通信制高校に転入出来るし、とにかく笑っていて欲しいです。そして自分を受け入れて前に進んで欲しいです。

スポンサーリンク

yukiより

ドラゴンさん。お悩みをご相談いただきありがとうございます。うちも男の子。そして高1で動かなくなりました。

高校入学、決して高くない学費、部活動関係の支払い。せっせと整えて動かなくなった息子に、私は目の前が真っ暗になりました・・・同じ高1で動かなくなったドラゴンさんからのご相談。きっと同じかなと思い読みすすめたのですが、圧倒的にうちと違うことが2つありました。それは

  • 会話ができていること
  • 部活をやめることを自分できめたこと

です。そんなこと?って思われるかもですが、これってとても凄いことで、今でこそ、うちも話しますが、最初は不登校の息子とどう会話していいのかわかりませんでした。ドラゴンさんは日中ゲームをしたりYou Tubeをみたりして一緒に盛り上がれていて。ホントいいお母さんです^^

これまでドラゴンさんがお子さま目線で子育てに向き合ってこられた姿が感じられます。

高校生ってまだまだ未熟で言葉の使い方を知りません。友達同士、先輩との関係、悪気はなくても傷つけあうことがたくさんあります。また高校生活の中での先輩って物凄く力を持っていて(持っているように感じて)やめたくても怖くてやめられない子も多いんです。高校生が部活をやめるってとても勇気がいることで、そのことができなくて苦しんで挙げ句不登校になった子も見てきました。

部活をやめるって一見投げ出したような逃げ出したような感じがありますが、そこに自分の意志を持てたことにお子さまの強さを感じます。ただ部活はやめられたものの、スポーツ推薦で入った子ってこれまた強いんですよね。この強さはスポーツをする上で必要なことなのでそこの否定はしませんが、その仲間から外れると実際はそうでなくても学校でものすごい圧力を感じながらの生活になります。

ドラゴンさんは違うと思いますが、たいてい大人は言うんです。「気にすることない」「何かあったら先生に言ったらいいよ」「気のせいだよ」って・・・このように伝えても伝わらなかったことから、部活や学校に対しての不信感があるのかもしれません。

そしてお子さまが言っていることに一つも嘘はないと思います。通信制は行きたくない。留年になったらまたやり直すって・・。本当の気持ちだと思います。ただ感情と行動は違うものなので、実際にできるとはその時にならないとわからないんですよね。

ご相談を読んでいて、お子さまは何一つ後ろ向きではない強さがあるなと感じました。だって通信制に選択をしたほうが楽なんです。でも留年してもやり直す気持ちを持っていられるのはご自宅でのサポートあってのことだと思います。ドラゴンさん。ほんと頑張っているんですね。

ドラゴンさんの言葉にもあります。「とにかく笑っていてほしいです。そして自分を受け入れて前に進んで欲しいです」

一番最初に書きました、ドラゴンさんは応援団長さんだなって^^そうなんです。笑顔で元気^^まずはそこからなんですよね。頑張り屋さんのドラゴンさん。お子さまの笑顔のために今も頑張っていますよね^^

強さを持つお子さまと応援団長で頑張り屋さんのドラゴンさん。

笑顔で元気のためにはお休みも必要です。それはドラゴンさんも一緒です。「休むこと」の応援団長さんになることも忘れずに^^元気になるために元気の材料を与えることももちろん必要ですが、自分で元気のために動き出すことも必要です。そのために休むことを許すことも、頑張るを考えないことも、大事な時期です。

ドラゴンさんはお子さまが頑張るから好きなんじゃないと思います。お子さまもそうであってドラゴンさんが頑張るからいいお母さんだと思っているわけではないと思います。お互いにいい関係だからこそ、ほんの少し頑張りを緩めて「こんな時もあるよね」って、一緒にお休みも頑張ってみてください。頑張るから価値がある。それは頑張らなくても価値があることを知ったあとに自分でわかること。

その時間・・二人なら頑張れますよね^^応援団長さんもたまにはゆっくりが必要です。心から。笑えるように。

またお便りくださいね^^

タイトルとURLをコピーしました