小学生(低学年)の不登校

コラム

うちの娘は、小3の時「突然」学校に行かない日を迎えました。このときは「不登校」という意味を私自身きちんと理解しておらず(私には関係のない言葉だと思っていたので)「本当に具合が悪くて休んでいる」と思っていました。

娘の担任の先生がベテランの女性教師で、娘は今でもその先生の教えが1番よかったと言います。先生のお陰で学校に戻ることができました。その時の先生の教えを書いていきたいと思います。

娘は今でもそうなのですが私を大好きでいてくれます。それ自体を悪いことや不安に親が思わないことが大事だと先生は話してくれました。

今でも私を大好きな娘は、少しずつ離れられるようになり、高校卒業した今ではお友達とのお泊りも自分で決め、ドンドン遊びに行くようになりました。当たり前のことですがこんな当たり前なこともできない娘でした。娘のように、当たり前なことをできない子どももいます。よそと比べればまだまだですが、娘本人と比べると成長しているのがわかります。私も焦らず、娘もゆっくり私から離れていけばいいと思っています。

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小学生低学年に多いのが、うちの子もそうでしたがこの「母子分離不安」タイプです。

母親と離れて一人になると心細くなり、その不安感を自分自身ではコントロールできず、不安感や恐怖感に心が包まれると、動けなくなってしまうことがあります。

そんな時は子どもの心を「お母さんと離れても大丈夫」と思える安心感や安定感でいっぱいにしてくことを目標としましょう。

母子分離不安の不安を感じている子どもに、そんな不安は感じなくていい。考えているような嫌なこと起こるわけない。と言葉で教えても「わかった」と納得することはありません。

言葉によりも、怖い時「お母さんがいる」「守ってくれる」という体験の積み重ねで少しずつ大丈夫になっていきます。

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親として学校や外に促したい気持ちがあるのはわかります。私もそうでしたから。でも子どもを促すのは、不安になってもお母さんは助けてくれる!という安全基地ができ、子どもが元気になってきてからにしましょう。

パートナーの協力があれば、心を守る役目と、勇気づける役目と担当するのが理想ですが、私もワンオペでしたので、母の役割と父の役割を使い分けてきました。この時に役割に矛盾が生じないように気を付けないといけません。同じことをしたのに褒められる時と叱られる時があると混乱をして自分のなかでどちらが正解なのかわからなくなり、行動ができなくなり動けなくなってしまいます。

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24時間家にいると、どうしても、睡眠、食事、運動の時間が乱れ始めます。家に居て安心してゆっくりさせることと、生活のリズムを乱すことは別のことなので、まずは心身の健康が1番大事なこととしたいものです。

学習や学校の課題などは「できないこと」に着目せず「最低限できていればOK」という意識で焦らず進んでいきましょう。今できていないことにこだわりすぎないように注意しましょう。

大事なことは、学校や学習への抵抗感や罪悪感、嫌悪感、劣等感を抱かせないようにすることです。もしそう感じているようにみえたら、学校や学習以外で、自信をつけされるように「できること」に注目していきます。

人に自慢できることはなに?

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