小学生(高学年)以降の不登校

コラム

思春期に向かう子どもたち。心も身体も大人へと変化する時期。人と比べた自分や自分の存在を考え始める時期です。周りの人の意見にも過敏になり、自分は自分と強く反抗したり、他人の意見を気にして無理して周りに賛同したりすつ言動がでてきます。

不登校も「母子分離不安」から周りからの仲間はずれや人間関係、いじめなどのことがらが増えていきます。

スポンサーリンク

人の目や言葉には影響を受ける一方で、私達親の言うことは聞かなくなっていきます。反抗期なのか不登校の影響なのかわからなくて対応に困ります。

母子分離不安のまま思春期を迎えると、親には甘えたいけれど、親の意見は聴きたくないと心の混乱がおきます。娘にもありました。こっちにさんざん尽くさせておいてある日口も聞かないように無視をする。かといって自立するわけでもなく、要望ばかり言ってくる。それを聞かなかったり怒ったりすると喚いて怒って親を完全に排除するようなそんな日がありました。

そ親が大好き、親に愛されたいその気持ちと、親がにくくてたまらない2つの気持ちのアンビバレント状態になってしまいます。

スポンサーリンク

更に学年が上がっていくと、いままで運動や勉強など「いい子」で褒められてきたことが、ちょっと手を抜いた瞬間にドンドン同級生に抜かれていきます。ドンドン苦手なことが増えていき、できない子の方になっていくと「やりたくない」と言って苦手なことやわからないこと、やりたくないことやできないことから逃げ始めます。

スポンサーリンク

できないことに向き合うには、できないことを100%できるようになることを目標としないこと。本人の性格や特性は母である私達がよく知っているはず。それに合わせて一つずつできることを増やしていく意識が大事です。

同時に、できないこと以外に好きなことや興味があること、得意なことを伸ばす努力を行っていきましょう。

これはできなくてもこれはできる。これは苦手だけどこれなら1番上手。こういった経験が本人の自己理解を深めていきます。

好きなものがないときはその中でもやってみたいこと、興味があること、大きなことじゃなくても何d値も挑戦してみるようにサポートしてあげたいですね^^

スポンサーリンク

心の状態はどうでしょう。この頃は気分の変化が大きく、繊細で傷つきやすくなっています。私達親は一貫性を持って関わっていくことが大事になっていきます。

子どもによりそい。話を十分に聞いているつもりでも、子どもの言葉を流したり忘れてしまったり、子どもが思っている感じと違うように解釈してしまうと、「やっぱりわかってくれない」と傷つけられたような気持ちになってしまいます。

私達親から言ってほしい言葉を言ってもらえないことに落ち込み、怒り、反抗しています。

子どもは心のモヤモヤを親にぶつけます。その都度親が言うことが違ったり態度が違うと、益々不安になったり親と距離をとろうとします。

スポンサーリンク

親に話そうとしない。なにか話しても反抗してくる。そうなるには上記のような「言っても仕方ない」と一線を引かれてしまったから。

しかし一線を引いてしまっては、親の愛という安心感を得る場所がなくなり、ずっとイライラしてしまいます。心の安心感は親が与えても、上手くいかなければイライラになってしまいます。与えなければずっとイライラです。

この自分自身の心に「安心感」を感じるには親からの直接的な言葉がないときでも、自分で判断できるように、その心を大切に育てていかなければいけません。

子どもが親に「どうしたらいい?」と聞いてきたら「自分で決めなさい」とか「それじゃ甘いわよ」というように突き放さないように注意しましょう。

子どもは親の意見を最初はききません。反抗したり反発したりしますが、親への信頼感が増してくると親の言葉にも耳を傾けるように変わってきます。

その時に親は「正しい意見」を教えるのではなく、「お母さんはこう思うけどあなたはどう思うかな?」とこちらの考えを伝えたけれど子どもの考える余地も残すように話をすすめていくことが大事です。

親とのコミュニケーションがとれてから第三者との交流を取り入れると、そのことに対してまた話をする機会が増えていきます。親以外の前で自由に意見が言える場所を持つことは自信になります。親に相談してすすめていたことを第三者と二人ですすめることができてきます。

第三者との交流ができてきてから同世代のもとへといくことを目標にするように、少し遠回りですが一つずつクリアして人間関係のスキルを高めていきましょう。

自分の得意分野はなに?

タイトルとURLをコピーしました