不登校。親の悩みはカフェのケーキじゃ癒やされない

魔法の言葉〜ママへのおまじない〜

子どもが不登校になり、最初は寄り添う気持ちでいっぱいだけど、そのうち日常生活くらいしっかりしなさいよ。学校も行っていないのにこのくらいしなさいよ。そんな元気があるなら学校行けば?と言いたいけれど我慢の日々で親の気持ちはモンモンモン。

子どもの態度や暴言は元気になるまで全て受け止めていきたいけれど、それをしていては親の心がもちません。私は、全てを笑顔で受け止めることが、大谷シートでいう、自分の幸せのためにやっていることなら応援しますが、子どもが自分の真ん中になっているとしたらそれは一度見直しが必要だと思います。

①どうして怒りたい気持ちを我慢しているのだろう?

★関係性が悪くなったら嫌だから

★嫌われたくないから

★相手を傷付けてしまいそうだから

そのほかどんな理由を思ったでしょう。では

②怒らなかったらうまくいくのだろうか?

①での述べた理由。怒るのを我慢したら、嫌われず、傷付けず、関係性は悪くならず。それで事はうまくいくのでしょうか^^?

親子でもパートナーとも人間同士の付き合いです。多少の上下関係はあったとしても、どちらかが一方的に我慢してどちらかがやりたい放題。

私たち親は子どもが不登校だとまずは心身の健康を大事に思い、多めに目をつぶり、とにかくこの子を元気にと思って踏ん張ります。

そのうち、どこまでが許すことなのかわからなくなり、何を言っても何をしてもまた元に戻るのではないかと何も言えずモンモンと怒りを我慢してしまいます。

③怒ることを我慢しすぎると爆発します

しつけやイライラの感情を、相手にそのままぶつけることは相手を傷付けてしまうことがあるので、それはやめたほうがいいものですが、「怒り」はためてしまうと「恨み」になってしまします。一つ一つは小さなことだけど、その小さなことをずっと我慢していると「憎さ」になってしまいます。

怒る感情をぐっと抑えつけるのってものすごいエネルギーが必要で抑えられなくなって、恨みや憎さとなり、爆発して、喧嘩になって・・今まで我慢していたのに、振り出しどころかマイナスになってしまって。もう口もきいてくれなくて・・・って経験ありませんか?

怒りを抑え込むとそのためにエネルギーを使うので疲れます。怒りを抑え込むと恨みや憎さになり、爆発してしまいます。

④怒りの正体を知ろう

怒りを抑えて作り笑顔をして生きること。それがこの場を円滑にするから。そう我慢している時、どうしてこの人は怒っているのだろう。どうして私はこの気持ちになるのだろう。そう思ってみてください。

例えば、それは自分を下に見られたからかもしれません。こんなに頑張っているのにどうして報われないの?と頑張りが評価されないからかもしれません。ありがとうだけでいいのに。と感謝されないからかもしれません。このように、奥から新たな感情が出てくる時は、それが、自分が大事にしているポイントで、自分自身の大事さに気付いたときです。

怒りは二次感情なので、その奥にある自分の一次感情という「基本感情」が何なのかを知ることが大事になってきます。基本感情とは、・怒り・喜び・悲しみ・不安・驚き・嫌悪・恐怖など、一般的に認められている基本的な感情で、 二次感情とは、複数の一次感情が混合してできるものです。

※画像:wikipedia「プルチックの感情の輪」

⑤怒りの正体を知って行動する

その怒りをどうコントロールしていくかは次回から書いていきますが、よく、怒ったら「気晴らし」「自分を癒やして」などの言葉を聞くとおもいます。

その行動も、ただ「イライラする」からと美味しいケーキを食べても解消はされません。④でみつけた自分が大切にしている感情のポイントのために行動をすると分かるだけで同じ行動でも効果が違ってきます。

例:子どもがダラダラでイライラ→怒り→どうして怒っているんだろう→他の子は学校行っているのに→他の子が学校に行ってて自分の子が学校に行っていないとどうしてイライラするの?→家で1人でほっとする時間がほしい→ずっと人がいる環境がイライラする→でも子どもは家にいるし、どうしたらいい?→・・・

そこから解消法を探すと、イライラの怒りの解消にケーキを食べるではなくて、ひとり時間を確保するために何をしたらいい?自分ができることでなにがある?と行動が変わってきます。

質問脳にしていくと奥の奥の感情が見えてくるので対策がはっきりしてきます。毎日22時に上げているコラムの最後に1つ質問を書いています。本文は興味なくて飛ばしてもいいので、最後の質問を毎日考えていくと、自分の脳がどんどん自分に質問をしていくように変わっていきますよ^^

どんな作戦がありますか?

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