外に行くきっかけづくり

コラム

不登校を認める生活を始めると誰もが、こんなことしていてこの子のためになるのかな。余計外に出るのを嫌がるようにならないか。と

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うつ消しごはん。毎日続けています。現在うつ消し9ヶ月目。とにかく本人が穏やかになりました。ソワソワしなくなりました。

とにかく学校にさえ行けばなんとかなる。学校はいいからなにかバイトでもいってくれたら刺激をうけてなんとかなる。そう思ってしまいますが、何事にも「体力」は必要です。1日頑張って行っても半年も動けなくなるほど心も身体も消耗してては困ってしまいます。

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家ではとても元気。さてそろそろ将来のことを考えようか。そう思っても、親として「またこもってしまったら。」「またもとに戻ってしまったら」そう思うと怖くて声がかけられません。だったらこのまま待っていたほうがいいのかと背中を押す言葉は掛けず、毎日元気になった子どもと穏やかに過ごす日々。これでいいのかな。そう引っかかりながら。

この時期は、大きな波風はたたなくて、変化がないように見え、無駄に時間ばかりが過ぎて親として焦りが出てきます。子どもは安定しているように見えている。だったら出かければいいのに。と。一方子どもも落ち着いて順調に見えるけれど、安定すれば安定するほど、「自分の位置」に目がいき「社会へのハードル」が上がっていっている可能性があります。

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まずは元気になることを大前提に書いています。元気になってからは「待つ」だけではどうしても動くには繋がりにくいです。

前向きに動くような変化がでるには【きっかけ】が必要になってきます。ここでやっとです^^具合が悪い時、心が優れない時に【きっかけ】を与えても上手くいかず親はがっかり・・泣いて怒ってと苦しくなります(私がそうでした)

時間が解決するというのは、じっとしていればという意味ではなく、新しいことに揉まれているうちに成長し、価値観も広まり、そんな毎日を過ごしていたら、今まで悩んでいたことに対して苦しみが薄れていく。そういった時間があって解決していきます。

じっとしていても時間が過ぎてしまうので新しい出会いがあるように、外に心が向くように親も心がけたいものです。

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では実際声をかけようとした時、何を思いどんな声をかけるでしょう。【通信とか行ってみる?】【なにかバイトとかしてみたらいいんじゃない?】とかでしょうか。

【きっかけ】をつくるために声をかけるとき、親はつい【できていないものを補うために出ていこう】と声を掛けがちです。

学校に行っていないからどこかで学んだら?とかもっと出かけられるようにお金を稼いだらいいじゃない。とか直接的なことをさせようとするのはNG声掛けです。

できないこと。やっていないことに対してできるように背中を押すのではなく、できていることに対して背中を押す感じです。

例えば・・野球が好きなら一緒に野球観戦に行く。何度も行くと楽しくて、そこまでは自分で行ける自信もつくと、親の休みの都合に合わせて行こうとせず、自分が空いている日に行きたいと思うようになる。自分で行ってみると達成感もあり楽しくなる。でも親が一緒じゃないとちょっと欲しいものがあっても買えない。少しバイトしてみようかな。とかあのグッズ売り場のバイト募集してないかな?と自分で目的ができて、その先に人との交流ができてきます。

最初から人と交流させたいからどこかにいかせようとしても子どもは動きません。大事なのは【勉強】や【交流】を求めてストレートに成果が出そうな場所への声かけではなく、今できていることや、むりなくできるものを発展させるように促していき、その先にそのことやこれからのことを相談された時にこんな方法あるよとバイトの話をしたり資格の話を提案するような。

少し時間がかかるのですが【きっかけ】も与えるではなく【自分で見つける】ために【自分でみつけやすいところ】に【行きやすいところ】へのパスを心がけたいものです。

親の望む方向や親が足りないと思っている方向。親がこれがいいよと思っている方向じゃなく【今できること】のその範囲内で広がりをもっていけるように。

現実の良さも悪さも自分でみつけ、気付いていくように。

自分にとってのきっかけは何だった?

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