自分に100点をつける理由を知る

コラム

私はそんなあなたのままで100点とよくいいます。時にそれは屁理屈になるときもありますが、私は本気で、親である私たちが今日生きているそのことをまずは100点だと思っています。

子どもの不登校。他と比べるわけではありませんが、こんなに辛いことはありません。元気に振る舞っている毎日でも、家には無所属息子がいることはいつも頭の片隅にあります。

①できないことよりできたこと

一年前帰ってきた息子は、気にいらないことがあるとよくドアをバンっと締めて部屋に戻っていました。何が気に入らなかったのかわからないくらい、ちょっとしたことで機嫌を損ねて部屋に戻っていました。その音で「機嫌悪いんだ?」と気付くほど意味がわからないところで気に障っていたようです。以前の私はそんな息子を追いかけて「どういうこと?」と怒って・・私から喧嘩を仕掛けてきました。白黒はっきりさせたい私は息子に「悪かった」と言わせたかったのです。

でも二回目の不登校。しかももう成人しています。家族も「そんな力があるんだね^^」「怒る感情があるってことよ」とスルー。「放っといたら部屋から出てくるよ」と知らんぷり。部屋からちょっと来た時は家族全員普通に「おいで!これおもしろいよ!」とテレビを一緒に見るように促したり「珈琲入れるところだから一緒に飲もうよ」「自分のカップ持っておいで」みたいにドアをバント閉めた息子だって自然にそのまま受け入れました。

機嫌よくできないことより機嫌悪くてもまた部屋から出てきたこと。それでもう100点なのです^^

②北風と太陽

あまあまだけど、愛情がないと人は育ちません。それは私たち親だって大人だってそうです。お母さんでしょ。どうしてできないの?なんて言われても「そうだな!がんばるそ!」とは私は思えません。「そうだそうだ」「すごいすごい」「頑張ったやったね」些細なことでも当たり前のことでもそう言われたほうが私はぐっと頑張れます。

子どもを褒めすぎて「そんなことないよ。こんなの普通だよ。できてないほうだよ」とか自分から言うときもあります。そんなときも「へ〜すごいね。そうやって自分で振り返る力があるのが凄いじゃん」とまたまた褒めます。

③自分も褒めて褒めさせる

「みてみてみてみて!今日のご飯つやつや」みたいになんでもないことだって子どもに話します。「あ〜」とか言ったら「そんな時はホントだ!きれいだね」とかいうものよと笑いながら教えます^^

髪を切ったときも「見て!」と息子の前に行きます。「切ったね」と言ったときには「似合うよ」っていうもんだよと教えていきます。

これはそんな時にどう言うかを教えているようで、その程度でもはしゃいでいい。その程度でも喜んでいい。その程度でも褒められたがっていい。そんなやり取りをしていると、そのうち子どもも「褒めてポイントの設定値」が低くなってきます。午前11時に起きてきたときも「11時ってすごくない?」みたいなね^^もちろん人と比べたらまだまだどころかすごくもなんともないんです。でも本人にとっては朝から起きた自分が認められることは大きな自信になっていきます。慣れてきたら「まだまだ遅いし^^」と笑いながら言えるようになりますから^^最初はなんでも褒めましょう^^

④比べるのは昨日の自分と

学校に行っている子どもたちと比べたら、足りないことは十分にわかっています。悔しいです。情けないです。でもね、私だって松嶋菜々子さんみたいな美人な母親じゃない^^(私の中の美人は松嶋菜々子さん^^)松嶋菜々子さんと比べられたらぐうの音も出ないし、美人じゃない自分が嫌になります^^

でも比べるのは昨日の自分。今日のほうが良ければ、どこが良かったかを考えて今日の私を褒めます^^昨日のほうが今日よりよかったら「何が足りなくて今日マイナスになったか」じゃなくて「昨日のほうがなにがよくてプラスだったか」を考えて、昨日の自分を褒めます^^いつでも私は私を褒めます^^

子どももドンドン自信を付けてきます。調子に乗ってきたら「まだまだだし^^」ともう一歩を促すことができます。それも1つのことに半年も1年もかかっても褒めてほめて、ドンドン調子に乗ってきてから「ちょっと変化を促す」その繰り返しです^^

たまには戻ることもあったりマイナスすぎる日もあるけれど、それでも比べるのは自分と。よその子とは比べない^^だって私たちもよそのお母さんと比べられるの嫌でしょ^^

自分の自慢できるところを教えて^^

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