家で落ち着いてきたら

コラム

家の中で落ち着いて過ごすことができ、好きに過ごせるようになったら。周りからみたら変化に気付きにくい毎日ですが、子どもの心は現実と向き合う時間が増えてきて考え込む時期でもあります。やっと向き合う力ができてきています。ただ寝る時に考えたりするので寝不足になったり遅く起きたりと、だらしない姿に見えたりしますがこの時期は、実は考えていることも知りましょう。

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不登校になっても今の自分でいいと自己肯定感を高めるような声掛けのお陰でどんどん元気にはなってきます。元気になると、今のままの自分でいいと肯定をするために、今の自分でも価値がある、なにか新しいものや別のものを探したいと思います。でも、昔の自分の価値観で自分を見てしまうとそれに叶う何かが足りず、今の自分でどうしたらいいのか心が迷ってしまいます。

動きたくても動けない時期の始まりです。

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元気になるまでは待つ。これは鉄則ですが、元気になったことで終わりにならないように。身体も元気、心も元気になってきた。その毎日が膠着状態にならにようにきっかけが必要になってきます。

上記のきっかけの記事にも書きましたが、きっかけをつくることをスタートしていきます。それでもまだまだ本人は不安です。できないことをさせるためのきっかけではなく、できること、やりたいことできっかけをみつけるためにより一層子どもの気持ちを受け止め、今悩んでいることや将来のことを話し合う必要があります。

この時にも注意したいのが指示をしないこと。

元気になってきても心の混乱は続いていきます。今の状況を受け止めながら少しずつ行動を起こしていく気持ちで歩んでいきましょう。

元気になってきたら家族以外とのかかわりをとりいれていくことが有効になる場合もあります。そこから小さな声かけ、誘いへと発展も期待できます。(親から見たらそんなものと感じることでも自分の用事ができていくことを褒めてあげましょうね^^)

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身体が元気になり心が安定してきたら、現実から逃げていた日々から変化し、将来のことや学校のこと同世代との遅れに向き合う強さがでてきます。かといってこのままではいけないという不安もでてくるアンビバレントの心理が出てきます。

※アンビバレントとは・・相反する感情や考えを同時に持ったことで葛藤状態に陥った精神を意味する

変化することはストレスフルな時期で自分という存在の認識に大きな影響を及ぼします。変化を経験していく子どもたちには、どんなときでも支えてくれる大人や信用できる存在、安定して過ごせる場所が必要不可欠です。

元気になっても一進一退の状況が続きます。私達親は、焦らず急がず、根気強く行動につながるようにサポートしていく気持ちが必要です。

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