不登校になってすぐ(初めての場合)親子は喧嘩します。すぐには受け入れるなんて無理中の無理です。「わかったわ。学校なんていいからゆっくり休みさない」心からそう言えなくても親として少しも悪かったなんて思うことないです。だってそのときはわからないものだから。
子どもの不登校も同じです。最初から「お母さん。こんな理由でもう学校にはいかないよ。明日から自分で家で勉強するから」なんて言うわけないです。だからこう言わない子どもにも落ち込むことありません。
お互いわからないことだらけ。うまくいなかくて当たり前。少しずつ分かりあい、各家庭のペースですすめたらそれでいいと私は思っています。
そして今からでも遅くない。スタートはいつからでも遅くない。気付いたときに1から向き合えばそれでいいとも思っています。
登校刺激を避けた方がいい時期
不登校が始まったらすぐに「長引かせてはいけない」「本当の不登校になる前に学校に戻さなければ」とつい登校刺激をしてしまいがちですが、これは追い詰める行為になるのでこの時期はNGです。
学校に行けそうなのに行かない。夜は元気で明日は行くなんていいながら朝には行かない。こんな時も登校刺激はNGです。
どうして学校にいけないのか。どうしたら学校に行けそうなのかの話は、一旦お休みします。この最初の時期に、その議論をしてしまうと自室にこもってしまったり、昼夜逆転をして親と顔を合わせないようになっていきます。
始まりの時期の対応
子どもが話す「学校に行けないわけ」。これがどんな子どもっぽい!そんなことで!と感じても、甘えや怠けと言い聞かせることはせずに、そのことを理解する(うけとめる)態度で話を聞くことが大事です。
子どもだってどうして学校にいけなくなったのかなんてわからない時に「さあ!話をきくわよ」「言わなきゃわかんないでしょ」なんていわれても、本人がわからないことを話すことは難しいですよね。
子どもは何をいいたいのか。親からのどんな言葉を恐れているのか。親からどんな言葉をかけてほしいのか。話を聴きながら様子を見ながら探っていき、そのことを親が「○○なのかな?」「それは大変だったよね。」と言葉にしてあげることが望まれます。
その言葉が「BINGO」だったときは、子どもはとてもホッとします。でも自分が望んでいる言葉ではないときは、内にこもったり傷ついたりしてしまいます。
この時期に、登校刺激をしてしまうと、心の病になったり、精神から身体にも支障がでてきたり、暴言・暴力問題を引き起こす場合があるため、特に、提案ではなく「受け入れる」姿勢を見せる必要があります。
不登校は短期決戦ではなかったです。マラソン。駅伝。トライアスロン。地球一周マラソン。長い長い親子旅の始まりでした。ゴールに向かって親の体力もケアも必要です。
今日は何時に寝れそうですか?