「好きにしなさい」は見守っていること?

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公式ライングループで私宛のトークへ「Mちゃんから」こんなつぶやきが入りました。

「一日中ゲームしている息子に何も言わずに見守ってますが、これでうまくいく気がしません」と。そう言えば、先日、見守ることが難しいとメール相談を受けました。

そこで今日はメルマガからのリンク記事として「見守ること」について書いてみたいと思います。

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見守るにも段階があります。同じ不登校でも、生きているだけで辛そうな時と、ご飯も食べて会話もあって元気にゲームしている時とでは子どもへの対処も違って当然。見守り方も違って当然です^^

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見守る前に大事なこと

Mちゃんのお子さまがどの段階かわかりませんが、ゲームに向き合う力はあるとラインから判断すると、少しは元気があるのかなと思います。

私が子どもの不登校で大事だと思っていることは「会話」です。こう書くと、うちは、聞いても答えない。部屋にすぐ行ってしまう。面倒くさそうに答える。無視する。機嫌が悪くなる。などなど「会話」ができていないご家庭が多いように思います。

きつい言葉に感じたら申し訳ないのですが、「会話」ができていないのに進路や将来を心配しても一方通行で、その心配や見守りは子どもが望むものではないとしたら・・私達親が良かれと思ってやっている「見守る」ことが子どもにとって「嫌なこと」になってしまいます。

まずは会話。それも子どもが言いたいことを言える関係。話の内容は「親の願い」と違っても、その心を聞き出せる関係にならないと「見守る」ことが無駄になってしまいます。

↓過去のメール相談で部屋で過ごす子とリビングで過ごす子の違いをまとめています

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見守るとは

見守ることは大きくまとめると「親の価値観を押し付けず子ども気持ちも尊重すること」になるため、「口出しせず我慢」することが多くなっていきます。ここで要注意となるのが口出しせずに我慢している。だってこれが見守りだから。だから「好きにしなさい」と思うこととは違うこと。「好きにしなさい」は「見守り」ではなく「見放し」だと子どもに捉えられてしまいます。

子どもは、親がいなければ生きていけないことを知っています。親に見放されては生きていけないことを知っています。だから、親に見放されないために本当の気持ちを言うことができないときがあります。

「学校やめたい」「転校したい」「学校行きたくない」「わからない」その奥の言葉、いいたくない気持ち、本当にわからないこと。それを言ってもわかってもらえないこと。それを言ってしまうと怒られること。だから黙ってしまうことも、だから会話から逃げることも、だから親が望む答えで答えてしまうことも。見放されないため。怒られないため。知らず知らずに心の奥底に染み付いた「親の顔色を伺うながら生きてしまう癖」のため、会話がうまくいかないのかもしれません。

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子どもたちに私達が教えていくこと

私達親は子どもの不登校で学びます。心の勉強や自分が今までやってきた子育てを振り返り、改めて子どもと向き合おうとします。私達親は、そうか!そうだったのか!と気付き改めていきますが、子どもは不登校になっても「親子関係」の勉強はしません。だから親がどんなに歩み寄っても、なかなかうまくいきません。だって・・・「お母さんが変わった」って知らないから。

私達が学んだように、私達が気付いた様に、親子関係について子どもたちにも気付いていかないとうまくいきません。

スマホと同じで機種変したら使いにくかったり、充電器があわなかったり、新しくログインが必要だったりするように、見た目は同じでも中身が違うことを知らないとうまく使えません^^

新しい機種は使っていくともう元に戻れないくらい使いやすいものになっていきますよね^^

今までのお母さんとは違うのよってことを知ってもらわないと距離は縮まりません^^

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見守る時に大事なこと

前回のメール相談にも書きましたが子どもへの対応で「一発で当たりを引き当てることは難しいです」

前回のメール相談

見守ると言っても人と同じことをしてうまくいく場合、いかない場合があります。環境や背景、現在のステージが違うように、何がきっかけになるかはわかりません。

何度も何度もうまくいかなくて、落ち込むこともたくさんあると思います。でも、またダメだった。どうせうちは。としっかり落ち込んだあとはまたトライしてください。次があるって^^

私達親と自立していく子どもたちの「未来」をあきらめないこと。泣いても悔しくても辛くても。思い切り泣いて思い切り落ち込んだらまたスタート。

ここでもう一つ注意したいのが、「見守る」ことは何もしないことではないこと。時には声掛けも導きもその子の状況にあわせたアシストが必要です。見放しにならないように。

☆会話

☆健康

この2つが揃ってから動き出すことが始まります。その動き方や方向は親が望むものではなくても。世の中に認めてもらえない。わかってもらえない。だったら私達が認めてわかっていけば、味方の数はゼロではないから。頼りない数だけどゼロではないから。私達の子どもたちの未来をあきらめずアシストしていきましょう。

大丈夫大丈夫

未来はくるくる

みんなにくるくる

yukiでした

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