これって不登校?それとも病気?
私がそうだったのですが、息子が学校を休むと言い出した頃はそれが「不登校」だなんて頭によぎりもしませんでした。具合が悪いのなら早く治さなければ勉強が遅れると焦る気持ちで一杯で、おなかが痛いと言えばおなかのクリニック。頭が痛いと言えば脳も検査して息子の病気を治さなければと必死でした。結論から言うと息子の身体の不調は本当だったのでしょうが、原因はココロ(気持ち)からきているものでした。どれだけ病院を回ってもこれと言って決め手がない時は、ココロ(気持ち)から身体の不調があらわれていることも視野にいれて、焦らずゆっくりさせることも選択肢に加えましょう。
★ポイント★不登校の場合、身体の不調はココロ(気持ち)からの事が多い
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ココロの不調か身体の不調か?
親だからわかること。それは本人から「不調を治したい気持ち」がみえるかみえないか。です。親は子どもの不調を治そうと(早く治して元気にしてあげたいですもんね)必死に病院に行きます。病院も行けないほど辛い。病院が開いている時間に起きることができないなどの場合もありますが、それでも自分に治したい気持ちがあれば、ご自身だったらどうすると思いますか?息子の場合、処方された薬を自分から飲まない姿に「この子は自分で治す気持ちがないんだな」と感じました。治ったら学校に行くことになるから。だってね、行ける行けないに関係なく、どうしても楽しみにしている用事があったら前の日に準備したり早く寝たりするのと一緒ですよね。(※あとから思うと、自分を守るために本能で思考を止めていたように見えました)気持ちがどうなのか。不登校に縛られず、そういう面も感じてみましょう。
★ポイント★状況に関わらず治したい気持ちがあるかも大事
不登校は始まりのサインではない
息子が学校を休み始めた時は、息子を治したい気持ちの中に早く治さないと勉強が遅れてしまうと焦りがありました。親にとって「不登校」は始まりだと思って、手遅れにならないように学校に相談したり、病院に駆け込んだりしますが、私と息子の経験から、親にとって不登校は「始まり」でも子どもにとって「限界」のサインでした。ここを知らないと「早く何とかしなければ」と焦り、どんな手を打っても子どもに響くわけないんです。だって子どもにとって限界で不登校になったのだから。早く治さなければではなく、これ以上ココロ(気持ち)を痛めないように。ゆっくりすることもあっていいんだよと安心をあたえるよう接してあげてください。
★ポイント★これがエネルギー不足なんですね
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初期段階で気をつけること
- 子どもの身体の不調はウソではない。ただココロ(気持ち)から不調があらわれている場合が多く、根性論や一般論(そのくらいよくあること。頑張りなさい。)は余計に子どもを苦しめることになる場合がある
- 子どもが身体の不調を訴えた時「治りたい気持ち」があるのかを感じてみよう。
- 不登校は子どもにとって限界のサイン。長引かないように焦る気持ちはあるけれど、焦れば焦るほど子どもを苦しめることもあるので。長引かせないためにこれ以上こじらせない(ココロを傷つけない)ためにも親は焦らないことが大事。
大丈夫大丈夫。一緒に頑張りましょう。
未来はくるくる。みんなにくるくる。