自分で自分の心に気付く問いかけ方

コラム

私たち親はせっかちな生き物で。話を聴くのに時間をとることが難しいです。本当は返事が返ってこなくてもじっと座って何時間も待ちたいのですが、どうしても食事の用意やお洗濯、ワンちゃんのお散歩や学校に行っている子のお迎えなど、時間を余分に取るといっても限られています。私のこのコラムも毎日、夕飯の支度の圧力鍋の時間とお洗濯の時間の合間を使って書いています。そこだけが自由が効く時間なのです。圧力鍋に感謝^^

①聴き続ける

時間を取ることが難しいのですができるだけ「助言せずに聴く」を続けます。質問しながらひたすら聴いていきます。「何かわからないけど嫌なんだ」みたいな漠然とした話でも「そのレベル」を聞いたり。私はよく「カレーでいうと何辛?」と聴くことが多いです^^何辛まで食べれる?美味しいと感じるおは何辛?ギリギリは何辛?じゃあその嫌な気持ちは何辛位?みたいに緩めて緩めて聴いていきます。ほぉ!そっかそれは厳しいよね!みたいに具体的にすることで共感の度合いも伝えやすくなります。辛いカレーだったら、じゃあ一緒に牛乳飲めば?みたいな助言を我慢してひたすら聴き続けます。

②話す相手が変わってくる

そのうちに私に対して話している言葉が、自分に話しているように変わってくることがあります。これがセルフカウンセリングです。カレーに例えて尋ねてみても「え?どのくらい辛いのいけるかな?」「めっちゃ辛い。頑張れない位辛い。」みたいに私に話しながら「自分の辛さはこのくらいなんだ」と自分でわかってきます。「どうする?そのカレー食べる?」とか聞くと「食べたくないけど食べないと先に進めないから」とカレーの話をしているのに学校に置き換えて自分で話していきます。

うちは辛いのが苦手なのでカレーで例えましたが質問の仕方はなんでもいいと思います。尋問にならず興味を持って質問してくださいね^^

↓私の好きなマツダミヒロさん

③沈黙は内部対話の時間

黙っていたらわからないわよ!そう返事をセカしたこと有りませんか?私は今でもあります(反省)人は、会話の中ではなく、頭の中で声に出さず自分で問い自分で答えるような。そこを知りたくて私は「内部対話」を学びました。

人間は、誰に話すというのではなく、自分の中に誰かがもう一人いるかのように、声に出さずに自問自答を行うことがあります。このことを「内部対話」といいます。

③自分が学んだ信念を振り返る

私たち親は、子どもの不登校で自分のカウンセリング、本、講座、セッション、ネット記事など、多くの学びを得ます。学びにも「派」のようなものがあり、教える方によって元となる考え方が違います。ここで何が正しいか正しくないかは触れませんが、各派、表現の仕方が違うだけで、大きくは変わらないように思います。受け入れると表現したりノージャッジメントと言ったり、インナーチャイルドの話をしたり、自己許容だったり。全ては自分を大事に相手を批判せず受け入れるがスタートです。

自分でわからないことは相手に分からせるのは難しいです。子どもの心を知るには、ほしい答えを引き出すのではなく、どうしてそう思うのだろう?との興味が大事です。サッカーに例えると、質問でパスを出す。1キックでゴールを決めるのは無理です。小さなパスを出しながらゴールを決めるのは子ども自身。親の誘導ではなく、子どもがゴールを決める。空振りもするし、決まらない日もありますが、パスが楽しいとまたパス(内部対話)を楽しむようになっていきます。

あなたの信念はなに?それはワクワクしますか?

タイトルとURLをコピーしました