不登校は甘え?親のせい?親もしんどいよ〜!子どもが不登校になってよかったって本当なの?

コラム

文部科学省は、「不登校は特定の子どもに特有の問題があることによっておこることではなく、誰にでもおこりうる」と公表しています。

そう言っても・・だからって、我が子が不登校になったら「不登校ね!はいはいOK!」と受け止められず、自分を責め、他人を責めてしまいます。

そして、息子が不登校になって解決策を知りたくて必死に検索していたら「不登校になってよかった」という言葉を目にしました。当時はウソばっかり。きれいごと。と信じられませんでした。過ぎ去った今は私も言います。「息子が不登校になってよかった」と。

文部科学省(不登校児童、生徒の実態調査結果)https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318-2.pdf

不登校問題では、保護者の気持ちはなかなかクローズアップされませんね・・・

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不登校になってよかったこと①できないこともあると知る

子どもの幸せは親がレールを敷いてあげるべき。私の「べきべき人生」はこのレールを敷くためにやっていたようなものでした。今思うと、誰の人生よねって話なのですが、本気で子どもの幸せは親が築くものだと思っていました。ここで私が厄介なのは、よい結果は私の手柄にしていたことです。勉強もスポーツも息子の頑張りは私のおかげ。「ほらお母さんの言う通りにしてよかったでしょ」ってね。もう1つ厄介なのは、よい結果じゃない時は息子のせいなんです。「あーもう!なにやってるの!」ってね。そりゃあ息子は面白くないですよね。躾として大切なことはたくさんあります。親として教えることは教えるけれど、やるかやらないかは子どもが決めればよかったんです。○○すべき。ではなくて、子どもは自分で失敗して困って工夫ができる力をつけることが大事でした。そしてできないことがあることを知ることも。できない時は逃げることも隠れることも大事だということも、知ることができました。

ゆきだるま
ゆきだるま

うんうん!

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不登校になってよかったこと②今でよかった

同じ様に生きていて。不登校になる子。ならない子。この違いがわからずに、いきつくところは自分責め。私の育て方が悪かったのか。だから息子が不登校になったのか。毎日こんなに頑張ってきたのに。息子に時間もお金もできるだけ使ったのに。結果これって私の人生なんなの?みんな笑ってるんでしょう。そう散々自分を責めました。ちょっとまって・・不登校になったのは息子なのにね。そう!また息子の人生なのに自分に焦点を当ててしまう私がいました。息子のココロの中で何が起きたのかは息子しかわかりません。出来事として何があったのか私には全部はわかりません。1つ言えるのは不登校になるということで、改めて自分自身のことを見直すことができたのはとてもラッキーで。子どもはつらい思いをしていますが、もう少し後、支えてあげられない年齢だったら私もこんなに頑張ってあげられません。親としてとてもきついけど、今だから踏ん張れている自分がいます。支えることはしんどいけれど、支えられるときでよかった。そう思います。ただ親として環境を整えることだけが全てではありません。嫌なこと(悩み)は子どもにとっても次々に出てきます。一つ一つ万全に整えてあげられないことに親が気付くことも大事なことでした。

だるまさん
だるまさん

今でよかったよね

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不登校になってよかったこと③緩められた自分の心

息子が不登校になるまでは私は「いいひと仮面」で。やんちゃな男の子のお母さんには「男の子はそのくらい元気がないと」とか言いながら、「ちゃんとしつけなさいよ」と心で思ったり。雨の日に濡れながら学校から帰る子どもがいたら「まぁ風引かなきゃいいけど」なんて言いながら、「傘を持たせない親が悪い」と思ったり。「できない」とか「だらしない」が大嫌いで、いつもピリピリ。よその家の子どものことででもイライラ。息子の不登校を経験してからは、色んな角度から物事を感じられるようになり、「いい」か「わるい」の二択しかなかった考え方から「いい」「わるい」の間に無数の選択肢があること知りました。一度心を緩めると、反動で「だらしない私」が止まりませんが(笑)かえって子どもたちのほうがしっかりしてきて、こうやって「ダメな私」を見せることが子どもの成長に繋がることも知りました。

「だらしない私」も子どものため(笑)

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さいごに〜今すぐ思えなくて当然です〜

息子が不登校してた時、ネットで子どもの不登校を受け入れ明るく元気に笑っているママ記事がとても辛かったです。受け入れてあげられない自分、明るく笑っていない自分、「不登校になってよかった」なんて思えない自分がダメな人間に思えて・・・。

大丈夫!不登校になってよかった。そんなことすぐには言えません。不登校なんてならないならならないほうがいいんです。みんな泣いて泣いて泣いて泣いて。自分と向き合いやっとそう言える日がきたんです。この記事では、今頑張っているあなたに、今はそう思えなくていいこと。自分を責めなくていいこと。そして、どんなに苦しくても、「不登校になってよかった」と思える未来があることが伝われば嬉しいです。

ゆきだるま
ゆきだるま

大丈夫大丈夫

だるまさん
だるまさん

未来はくるくるみんなにくるくる

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