公認心理師と心理カウンセラー

コラム

公認心理師は、心理学の専門家であり、幅広い専門的なサービスを提供することができます。 公認心理師は、心理学に関する研究や教育にも従事しています。 心理カウンセラーは、民間資格であり、一般的なカウンセリングサービスを提供することに特化しています。

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実力が違う、知識が違う。何の職業でも「力」は違うのに「名称」は同じ。私達がお世話になるときも慎重に選びたいと思います。

「ホスト」だって大人の女性を上品に遊ばせてくれるホストもいれば、指名なく先輩についてヘルプをしている子だって同じホストという職業。

「アイドル」だってドームをいっぱいにするアイドルもいれば、一般的には知られていないけれど、自称「アイドル」として人気がある子もいる。

「モデル」だって海外でランウエイを歩くモデルもいれば地方のフリーペーパーで一般募集されたモデルもいる。

どのレベルだって職業として成り立っていて、人のためになっています。職業のレベルはその人それぞれで十分だと思っています。

だから利用する側が「その人のレベル」を知って「その人の実力」を知って利用すれば問題ないこと。

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牛飲水成乳、蛇飲水成毒(牛の飲む水は乳となり 蛇の飲む水は毒となる)宗鏡録

永明延寿が撰した仏教論書に残る一文です。 同じ水であっても、牛が飲めば乳に変わるし、 毒蛇が飲めばこれは毒に変わる。 ということです。 つまりその意味は、真理(真実や道理)は一つであっても、 その解釈により作用は大きく変わってくるという事です。

カウンセリングを施す人も、学んだから立派なカウンセラーとは限りません。同じ知識でも使い方によってはいいものにもなり、悪いものにもなる。

同じ技術でも使う人によってはいいものになるし、悪いものにもなる。

親もそう。子どももそう。頼りにするカウンセラーもそう。先輩ママもそう。

自分を変えようと学んだ人と、人を変えようと学んだ人では、同じものでもいいものにもなるし、毒にもなる。

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私もそうでした。この人は私を変えてくれるかもしれない。このことを学べば私は変われるかもしれない。何を学べば私はこの劣等感を感じずに済むのだろうかと。上塗り上塗りしてきましたが心は晴れませんでした。

心が苦しかった時、お話会やカウンセリング体験に参加するものの、「この人もこのくらいか」と思うことも多かったです。

先輩ママとして発言する側になり逆がある姿を見聞きし驚愕しました。変われない人たちを悪く言う姿、変わった人たちだけで仲よく過ごす姿。自分に力が足りないとなると、自分はカウンセリングは本職ではないと言う姿を見聞きし、どうして学んだ人や悟った人が上下をつけていくのかと疑問でした。

実力の違い。質の違い。同じものを持っていてもいいものの人もいれば毒になっている人もいます。

上になりたい。下から逃れたい。その上下は他人の評価。自分に不都合な部分を隠そうと上塗りしても上になれず下から逃れられないと感じるのは自分の世界観が変わらないからいつまでもその苦しさから逃れられない。

誰かが変えてくれる。変われない人は悪い。変わることはいいこと。考えが一方に振り切っていると公平な判断ができなくなります。

苦しい自分に上塗りをするためではなく、心にはこんな自分がいるんだよねって知ること。その自分を捨てるために学ぶのではなく、その自分がより生きやすくなる選択肢を増やすような。その一つとして公認心理師や民間カウンセラーと話してほしいなと思います。

そもそもね・・・カウンセラーってアドバイスをしないものでママカウンセラーさんの「あなたも3ヶ月で○○に!」のようなものは、うーむと感じる私も、考えが一方に振り切っているのかもしれませんね。私自身も注意です。

何を探していますか?

コラム魔法の言葉〜ママへのおまじない〜

comment

  1. 友美 より:

    はじめまして。いつもメルマガ拝読しています。密かなファンです。

    今回のコラム。スッキリしました。私は公認心理士で児相で働いています。yukiさんのメルマガは保護者の気持ちを知りたくて3年前に登録しました。

    仰る様に、カウンセリング職について、通信で資格を取るママカウンセラーとの線引きがなくモヤモヤすることもありました。

    質が違うの一言に救われました。

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