高1で学校に行かなくなった息子。これは大変だとネット検索、病院など息子を学校に戻す方法を探す日々でした。ある日部活の顧問の先生(定年間近のベテラン先生)から電話があり、学校でお話をすることに。「息子さんはどうですか?」と聞かれ、前の日には学校に行く気で、準備もするのだけど、朝になると行けなくて。そう答えると「お母さんそれは不登校ですよ」と言われそこで初めて息子が不登校だと知った私でした。
学校に戻る確率はどのくらい?
顧問の先生に聞きました。「先生。息子のようなケースでは、過去にどのくらいの確率で学校に戻っていますか?」先生は「ほとんど戻れていません」そう言いました。その言葉に愕然としました。病院に連れて周りなんとか学校に戻せるようにと駆け回っていたのに。「ほとんど戻れていません」その言葉はショックでしたが、そこでそう言われたことが私には逆に良かった気がします。あ・・この子はもう戻れないのか。というショックはあったものの、だったら長引かせないようにしなければ。学校が目標ではなく、動いた先に学校があればラッキー。それ以外でも、とにかく動けばそれでいい。長引かせないようにしよう。そう思いました。現在子どもの不登校でお悩み中のお母さま方の多くは「アンサージプシー」です。「学校に行く答え」を求めて今日も明日も一生懸命です。 でもどこに相談しても「これ」という答えに出会ず苦しんでいます。それは、どこかにこの子にぴったりな「学校に行く答え」があると思っているから。
注:この学校に戻ってこれないという答えはすべての人に当てはまるものではありません。息子のケースではとして聞いた質問です。回復までにとても短い期間のケースもあります。うちの娘がそうでした。これはまた別の機会に記します。
学校に行くためにではなく動いた先に学校があればラッキー
学校に戻らない息子くん。学校に戻れた娘さん。不思議ね。
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不登校の解決法はダイエットと同じ
多くの女性にとってダイエットは永遠のテーマ。いろんなダイエット方法が次々に出てきてどれも効きそう!リンゴダイエットや朝バナナ、ヨガにピラティス。骨盤や姿勢に焦点をあてたものもありますよね。なにか試されたことありますか?私は何でもやってみて、続かず、現在の体型です(お察しください^^)ダイエットってある方法が効く人には効いて。効かない人には効かなくて。次々にこれがいい!って出てきて。長い長い歴史の中で「これ」って1つに決まらないのは、体質や生活環境、年齢や食の好みなど、その人その人の持つ背景が違うんですよね。こんなに長い間プロが取り掛かってもなにか「1つ」に決まらず、次々にダイエット法が出てくる。まるで子どもが動き出す不登校の「答え」探しに似ています。効果があった人や、偉い人達に言われると、それがいいんだって信じちゃう。だけど自分にはうまくいかない。あれ?できない私が悪いの?それともこの方法が私に合ってなかったの?って自分を責めたり、次の方法を探したり。私のココロが行き着いたのは ダイエットと同じ様に「どんなに偉い先生でも万人に効く不登校の解決策を未だ見つけることができていない」ということ。どんなに偉い先生が言っても、それが100%その子に、自分に合うとは限りません。できなくたっていいんです。自分だってもうヘトヘトなのにそれでも子どものためにやってみた!頑張った!結果うまくいかなくても頑張った!それだけでお母さんはもっと評価されていいと私は思います。
※不登校の先輩ママが運営する道案内サイト「未来地図」には全国の親の会の情報やママの活動が紹介されています。一人で悩まないでね。
未来地図では全国の親の会の情報をどこよりも詳しくまとめています!
お母さんは職業は最強で最高なんだぞ!
口を出すならやってみろ〜だよね^^
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子育てはお母さんの味
私達はお母さんです。子育てのプロでも達人でもありません。子育てでわからないこともあってもいいし、できないこともあって当然です。私が子どもの不登校を経験し綴るこの「親子でhappy」。子育てって家庭の味があっていいと思っています。この「親子でhappy」をもとに、あなたに子育ての「家庭の味」を作ってくださいね。子育ての方法は1つではないんです。基本さえ知っていればそのとおりにならなくてもアレンジすればOK。やってはいけないことを覚えていけばそれでOK。間違ってもOKなんです。だってね、「ハンバーグ」を作るのに、うっかりひき肉を炒めたからって、頭抱えて落ち込まないでしょ^^よしじゃあコロッケにするか!とかオムレツに変更ねってアレンジするでしょ。だけどハンバーグを作るのに材料を知らなければハンバーグはできないし、基本の肯定を知らないとまたひき肉を炒めてしまっていつまでもハンバーグができあがらない。この「親子でhappy」でお伝えするのは私が子どもの不登校を経験し、学んだことや気付いたこと。もちろんこのことがすべてに当てはまるとは限らない。だけど・・だから「家庭の味」なんです。だったらこうしてみよう。これならできそうってアレンジしてあなたの「あなたの家の味」をつくってください。うちはこうだからできないって思ってもいいんです。だったら何ができそう?冷蔵庫にあるものでチャチャッと一品作っちゃうように。その積み重ねが実はココロを緩め豊かにしていきます。あなたができることを無理なく。子育てもそれでいいんです^^
うまくできなくても100点
それがあなたの家の味
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さいごに
とても苦しいけれど、「学校に戻る方法が見つからない」ことは、子どもが不登校になって最初にぶつかる壁かもしれません。それは乗り越えることができないくらい大きく高い壁です。この壁が超えられなくて私も随分苦しみました。目の前の壁が乗り越えることが難しそうだったら、引き返すことも、道を変えることも、壁を超える力を蓄えるために休憩することも、いろんな選択をしていいんです。息子は高校で不登校になったので、時間がない。受験が、単位がと焦りました。だってこの道しかないと思い込んでいたから。だけど、道は変えてよかったんです。時間がかかってもよかったんです。中には学校に戻るケースももちろんあります。それは本人のココロが大きく関係します。いろんなケースがあって、いろんなパターンがあるんです。思い通りにいかないことを悪いことだって思わないでね。問題は解決するものではなくて、そのことと向き合うことで成長していくためにあるもの。私が自分と向き合った時、自分がしていることは「親の愛」と思いつつ「子どもに期待」ばかりの私でした。それが私です。嫌な私だったと思います。でも私もこれから成長していけばそれでいいんです^^一緒に頑張りましょうね
大丈夫大丈夫
未来はくるくるみんなにくるくる