子どものつまずきは親の気付きのチャンス

コラム

子どもが学校で嫌なことがあった。学校に行きたいけれど気になることがある。そんなとき私もそうだったのですが子どもに「先生に言ったら?」とか「お友達に連絡してみたら?」と声を掛けませんか?

そんなとき決まって子どもは「うーん」と考え込み結局連絡をとらず、動くともできず一歩が出ません。

その子どもの心の背景にどんなシーンがあるのでしょう。友達に言ったら、ネットで広められるとか、先生に相談しても「自分で解決しなさい」と言われるとか・・起こってもないことに不安がります。

そんなとき私達親は「やってみないとわからないじゃない」「怒られたっていいじゃない」「嫌われたっていいじゃない」そういいませんか^^?

①思い通りにいかない未来を予測して怖がる

子どもに言います。「嫌なことは嫌って言わないとずっとこのままだよ」って。でも子どもはその先を考えて一歩が出ません。余計嫌われたらどうしよう。これでうまくいかなかったら居場所がなくなる。頭の中で最悪な状況が駆け巡り怖くて動けない。そんな子どもを情けなく思ったりしませんか?

でもそれは、親の自分にはそんな一面はないだろうか。自分だって思い通りにいかない未来を予測して怖がっていないだろうか。

失敗してもいいじゃない。やってみないとわからないよ。自分が努力しないと何も変わらない。その考え方、実際自分はできているのだろうか。

自分でなにかやろうとすると「どうせダメだ」「失敗したらどうしよう」「うまくいくかどうかわからないし」「だって私は」と心を守る言葉がでていませんか?

②どうしてそんな考え方をするのだろう

正義は勝つ。間違ったことは嫌い。ずるい人は許せない。正しく正しく育てられたから?悪いことをする人は悪だと育てられたから?嘘をつくのは許されないことだと育てられたから?自分が生きていく中で教えられたこと、悔しかったこと、うまくいったこと、いかなかったこと、自分の考え方の背景に解消できていない問題があるから?

人には考え方の癖があります。それがいいか悪いかは問題ではありません。でもその考え方の癖を親である私達がずっと引きずったままにしていると、それ以外の考えができにくかったり、それ以外の行動は悪いことだと思ってしまったり、起きていないことに不安に感じたり。

もっと楽に生きてみて。そういう自分は楽に生きているのだろうか。

③親と子は似てて当然

こう言えばいいのに。こうすればいいのに。それって自分だったらできているの?自分も夫や両親、職場の人、ママ友、近所の人、ネットの世界。言いたいこと言えずにモヤモヤしていない?

言いたいことはいっぱいあるのに言えない。そこには自分が発言することで場の空気が悪くなったり相手を傷つけたり、自分に不利になったり。だったら黙って我慢していたほうが平和かも。そんなふうに思っているからかもしれません。

黙って我慢して過ごしてきた私たちが、子どもに急に「先生に相談したら?」なんて言っても・・子どもだって難しいこと・・わかりますよね。

私たちが紐解くのは私たちがどうして我慢をして過ごすようになったのか。自分が我慢せずに言えるようになるには?まずは子どもにその姿を見せることで「我慢しないでもいい例」を肌で感じます。

親と子は似てて当然。自分ができていないことは子どもに望んでもね^^我慢なんてしなくても嫌われても生きていけるって私たちが体験して知らないとね^^その先の世界はどんな光景か自分で見てみないとね^^

できないことに泣くことも素敵な一面。そんな自分を嫌いにならないで。そんな自分を捨てずに、そんな自分に1つ選択肢を増やしていく。そんなとき最初にできることは何があるだろう。

手に入れたらどんなことができるのだろう。

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