高校1年で通信制高校に転学した息子さんのお母さま「ごんさん」からご相談が届きました。
ごんさんより
yukiさんこんばんは!
いつもメールやサイトの運営ありがとうございます。心の支えに頑張っています。
今回お伺いしたいことがあり思い切ってメールしてみました。
我が家には高校1年生の5月中場から不登校となり、一年生の12月に通信制高校に転学した高校3年生の息子がおります。
相談の内容なのですが、わたしを一番苦しめているのは人を羨ましいと思う心です。
普通の高校生が羨ましい、外にでて楽しく活動している人が羨ましい、順調に歩む息子の同級生が羨ましいその他もろもろ。
この羨ましいと思う心を握り締めているかぎりわたしはずっとずっと苦しみ続けるのだと思います。
息子が不登校になる前より人を羨む気持ちが大きくなりました。
これではいけないと、自分を充実させる活動をしていますがそんなことでは嫉妬心からのがれられません。
どうしたら嫉妬心から離れることが出来るでしょうか?
もしよろしければご返信いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
ご自宅での様子を教えてください
通信制に転学してからも、不安定ではありますが、レポート提出などは問題なく出せるようになってきました。
行きたい大学、学科、大学に入学したらやりたいことは決まっていますが、全日制の高校で勉強につまづいたことからか、勉強がトラウマとなっており、受験勉強は進んでいません。
お子さまに望む未来を教えてください
理想を言えばなりたい自分になって欲しいと思っています。
自分としっかり折り合いをつけて、こんな自分もステキだなって心から思えるようになってくれたら最高です。
yukiより
ごんさん。こんにちは。運営への応援をありがとうございます。
ごんさん。お子さまの通信制高校への転学、日々の支え本当によく頑張っています。転学なんか文字にしたら一言だけど、そうなる日まで、そしてそれからも、どれだけ親は泣いて苦しくて大変か・・・どれだけごんさんの頑張りがあって今日を迎えたことか。同じ高校1で転学した息子の母として、ごんさんには今それだけで100点を私からお渡ししたいです。
それなのに・・・自分を充実させる活動をされていらっしゃるのですね。私なんか同じ頃、メルマガこそ書いてはいましたが、心はグズグズのドロドロでしたから。ほんとにすごいと思います。
ごんさんが嫉妬心を払拭しようと活動をはじめられて事。すごく応援したいです。でも今それでも苦しいのだとしたら、これはごんさんへの否定ではなくて、順番の問題かなと思ったので書いていきますね^^
ごんさんが持つ嫉妬心「これではいけない」が、まさにがんばりやさんで^^その踏ん張りがあったからお子さまが学校に行かなくなった日から転学、そして今日まで支えてこられたパワーの根源だと思います。そのごんさんに今ちょっとだけ必要なのが「嫉妬した自分を褒めること^^」です。その嫉妬心ってね、生きていくのにとても大事なことで、だから伸びるのであって、必要な心だと私は思います。
嫉妬心が薄まるにはちょっとだけ順番があるんですね^^
まずは「だから頑張っている私」をしっかりと許してほしいと思います。許すとか認めるとかよく見る言葉で安っぽく感じるかもしれませんが、ハッキリ言うと「認める」あとに「諦める」がやってくるのでちゃんと今の自分の嫉妬心を褒めてあげてください^^今欲しいものと同じものは手に入りません。その気持を紛らわせるために他のもので埋めようとしても苦しさが増すばかり。もしかしたらごんさんは今ここかな?と思いました。
よくね・・不登校になってよかったなんてきくけれど、不登校なんてならなくていいならならないほうが絶対いいです。私も不登校の親なんて経験したくなかったです。でも、なっちゃったんだもん。もう全日制に行っているお母さんにはなれないんです。悔しいけどね。
その悔しさ。ごんさんにもあったら、思い切り悔しがってください。悔しくないなんてないです。悔しいに決まってます。ここを思い切り思い切り「私は悔しいぞ!」って自分が言わないとずっとずっと苦しいです。
ここが本当に大事で、どんなに頑張っても頑張っても手に入らないことを思い切り味わって、平気な顔しないで、思い切り嫉妬心を燃やしてください!
私はお風呂場で毎晩言ってました。悔しい!どうして私が?どうしてこんな目に?コソコソ生きるなんて・・と。ごんさんはどこかで思い切り声に出して言ってますか?心じゃなくてちゃんと声に出してちゃんと言ってくださいね^^心でモヤモヤじゃなくて声に出すことが大事です。
悔しいというような「自分にほしくない感情」が緩やかになるには、一度思い切り悔しがってください。そして自分で「そうよ!悔しいにきまってる!嫉妬して何が悪いのよ!」とちゃんと自分に共感してください。
私達のすごいところは、こんなに悔しがっても嫉妬の塊でもちゃんと生きていること^^家事して働いて、子どもの前で笑って、怒りがたまって、たまに大きい音出して威嚇してみたりするくらいで^^子育ての放棄はしていないなんてすごすぎなんです^^嫉妬OK!当たり前です^^
こうやって思い切り共感して思い切り自分と分かち合ってください。そうしたらね、段々と・・・頑張っている自分のほうがかわいくなってきて、欲しいものは手に入らない「諦め」がきて「今を受け入れる」に心がちゃんとうつっていきます。
それは今日言って今日受け入れるになるものではありません。だからね・・・ごんさんの今の活動が「嫉妬心から逃れるため」ではなくて、「嫉妬心がある自分」と「充実させる自分」を別々に持ってください^^せっかくの活動が「嫉妬心を埋めるため」なんてもったいないです^^嫉妬心があるうちは思い切り嫉妬心を持ってください。それが活動の活力になったり、自分を伸ばすものになってくので。嫉妬心はあって当たり前です^^なくなることはなくて薄まる感覚になってきます。
私はごんさんが羨ましいです。だってちゃんと嫉妬しているって言えるているから。私はカッコつけだったから苦しくて苦しくて。平気な顔してきました。外ではうちにはうちの生き方があるなんて言って、帰ったら動かない息子に情けなくてね・・
カッコつけだから、情けない自分をだからガンガンに書いて出すことにしました^^人が変わるには、心を出すことと行動をすることが大事です。ごんさんが今日のこのメール相談のために私を選んでくれたこと。メールを書いたこと。メールを送信したこと。この行動がなければ今日このお返事を私が書くことはなかったし、それが誰かの目に止まり、同じ悩めるママに「私だけじゃない」って勇気を与えることになったり。
直接ではないけれど、こうやってごんさんの行動が順々に花を咲かせるように繋がっていきます。隣の芝生は青いけれど、それを「羨ましい」と言える気持ちってとても素敵です。その言葉で「私も羨ましいって思っている」と嬉しくなります^^
また隣の人からしたら芝生なんて維持が大変で虫がくるし、雑草が生えるし、手入れが大変だし、芝生がある家ってそんなにいいものじゃないのかもしれません。
嫉妬OK!悔しくて当然!イライラして当然です。でも私達のすごいところはそれでも頑張って生きていること!悔しかったらやってみろ!位、嫉妬心を持つ自分に自信を持ってください^^
お子さまも同じです^^力が出ない自分で当たり前です。でも今日までちゃんと生きてきた。あんなに苦しかったのに、今日まで元気に生きてきた。これって当たり前じゃ全然なくてすごいことなんです。人と比べたらペースが違ってて苦しいかもしれません。でもそれも含めて、それでも今日を迎えたことがまずはすごいこと^^そして何度も書きますが、この日を迎えたのはごんさんが頑張ったから^^
ごんさんが頑張っていること。私は知っています。これからもずっと味方です。
今日はメール相談を送ってくださりありがとうございました。
未来はくるくる。みんなにくるくるyukiでした。