子どもの不登校、子どもは自分の不機嫌を親にガンガンにぶつけてきます。そんな中でうまれる私達の怒り。自分の怒りに対して、「怒り」とは・・を理解できないとたとえ我が子でも、人の怒りの本質を知ることは難しいです。
自分の怒りを考えながら、子どものことを考えてみたいと思います。
怒りとは戦い方と一緒
プラスのエネルギーであっても怒りはやっぱり嫌なもの。その嫌なものをどう対応するのかは概ね3つに分かれます。これは、敵が現れた時に「戦う姿勢」と同じです。例えば「アーバンベア」が目の前に現れたら・・★逃げる★立ち向かう★耐えるの1択、もしくは状況によっては組み合わせもあると思いますが、主になるものは1つです。逃げたけど逃げ切れなくて立ち向かった。とか、耐えながら立ち向かったとか、逃げながら耐えたとか・・自分の選択は主に1つです。
組み合わせや対象によって選択を変えることができる人はいいのですが、何に対しても同じ選択をする人もいます。
これは「その方法で回避できた経験の積み重ね」もしくは「他の方法でこてんぱんにやられたからもう最後の1択以外はトライしなくなった」のような過去の経験から知らず知らずその1択でどんなときも対応してしまいます。
子どもが小さなことにもトライしなくなった。子どもが小さなことにも怒るようになった。どんなときも1択になったら、なんにでも「逃げる」を選択したり「立ち向かう」を選択するのようなことです。
どんなときも何に対しても、決まった1つの方法でしか対応しない人は物事が上手くいきません。状況に応じて組み合わせや他の方法を取り入れていくことが大事です。
人を動かすのは難しいこと。まずは親である自分が組み合わせを理解していきましょう。
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①逃げるが多い人は
イライラした!頭にきた!そもそもそのことが嫌だから、嫌なことは避ける。関わりをもたない。そのことで大きな難からは逃れてきました。下手に関わって巻き込まれたら面倒です。この方法で上手く言った経験で、なんでも関わらない生き方を望んできました。でもなんにでもその方法1択だったら、それ以上のものは手に入りません。
親身になって近付いてきた人にも改善案を提案してきた人にも「ハイハイハイハイ」を聞く耳を持たずその場から去る。いい方向に行きそうなときもそれすら逃げていてはいつまでも方向は変わりません。
この人と話をしてみようかなと思ってみる。思い切って自分の気持ちを伝える話す。相手も逃げるタイプかもしれないから避けられるかもしれない(逃げられる)。でも自分は話しかけてみる(立ち向かう)。相手がどんどん話してくる(耐える)
自分が話すことで分かってもらえる。相手が話すことで分かってもらえたと信頼してもらえる。近付いたら逃げられたけど近づく意志は伝えられる。
このように逃げるに戦うと耐えるをプラスしてみましょう。
②立ち向かうが多い人は
何に対しても「話さないとわからない」「言い聞かせなきゃ」「自分の意見は言わないと」とぶつかることでうまくいった経験があるため自分の正義を押し通します。うまくいっているようで、周りの人からは「あの人うるさいから言う事聞いておこう」と思われているかもしれないし、それでうまくいかなかったらさらに大きな声で大きな音で威圧して自分の正義を持って立ち向かうような。
この方法だけではうまくいっても嫌われてしまいます。立ち向かう相手が自分より圧倒的に力を持っている場合、立ち向かったら立ち向かった分こっぴどくやられるときもあります。
自分では力及ばない時は、その理不尽に耐えたほうが得策になるときもあります。その場から逃げることもダメージを受けないために選択することも必要です。
また自分より弱い人には立ち向かわず(レジでおばあちゃんがモタモタしているのに遅っせーと怒鳴って威圧せず)おおらかにみたり(耐える)他のレジに並び直したり(逃げる)を選択することで、嫌われずにすみます^^
いつも自分の正義を押し付けることだけがみんなの平和とは限りません。
③耐えるが多い人は
いつも嫌なことを押し付けられる。威圧されて生きている。威嚇されて生きている。感謝もなく奴隷のように扱う。でもここで私が立ち向かったらやられてしまう。だから耐える。
そんな時は捨てる覚悟で「立ち向かう」覚悟も必要です。自分のことを大事に思ってくれない人は自分にとって必要でしょうか?その人の言うことってそんなに聞かないとダメでしょうか?思い切って「立ち向かう」選択をすることも必要です。そして・・相手が反撃してきたら「逃げる」
耐えてばかりじゃなく、立ち向かい逃げることで自分を守りましょう。
④でも・・と思ったら
でもうちは・・・だってうちは・・・そう思うことあると思います。なかなかできないこともあるともいます。実践はできなくても知っていてほしいんです。選択は1択じゃないこと。そして子どもたちの態度はいまどういうことなのか。
何を選択しているのか。それに対してはどの選択で対応するのか。自分の怒りのパターンを知ることで子どものパターンもわかってきます。その時は1つの方法だけでトライせず、時には「立ち向かう」も「逃げる」も「耐える」も必要です。
1つの方法だけではうまくいきません。組み合わせをしながらいつもと違う方法で試してみる。
なんでも覚悟が必要だけどダメだったらまたトライ
入らないバックに詰め込まず、バックを変えてみる。行き先を変えてみる。季節を変えてみる。行き方を変えてみる・・みたいにね^^
どうせ・・だって・・は何に対して思いますか?