過去二記事ではカウンセリングや話の聴き方についてお話しています。
「相談に乗る」その気持ちで話を聞くと「助言」が必要になります。相談する側も「相談する」と言っておきながら答えをもらえないと「この人は自分の役に立たなかった」という印象を持ちます。
①カウンセリングと相談の違いを知ろう
カウンセリングとは「答えを教えるもの」ではありません。カウンセリングとは「気付きと行動へのパス」です。私たち親がしている「話を聞く」はカウンセリングと相談のどちらに近いでしょうか。
子どもと話をしていて、親として、うまいことが言えなかった。言葉に詰まった。その時に「相談」の気持ちならば「答えやアドバイス」を言わなければと思ってしまいます。そして私がそうなのですが子どもに「うまいことを言わないと相談しても一緒だ」と思われる。そう焦ってペラペラ話してしまっているときが今でもあります。
カウンセリングとは自分で気付くためのパスを渡すものです。泣いて荒れる行動や暴れて機嫌が悪い行動もその奥には理由があります。それでスッキリするとか、それでもっと構ってもらえるとか自分の心を守るための「二次利得」のために必要な行動だと知れば暴れる子にいいアドバイスは必要ありません。
↓二次利得の記事
②気付きが起きにくいのは
「相談」のつもりで話すと「相手がくれるアドバイス」を待ちます。アドバイスをまつと心が相手に向かいます。耳が相手に向かいます。
気付きは「内部対話」から起きるので気持ちが相手に向かっていては「気付き」が起こりにくくなります。親として助けてあげたい。寄り添いたい。その気持ちはあって当然の感情です。十分助けて十分寄り添ってください。
話ができるほどの仲になるのはその経緯があるからこそ。十分に寄り添ったから話をする時間を持つ仲になれたのだから^^
それからは子どもを一歩進めるには、親も一歩進みましょう^^寄り添いから質問のパスへ。
③内部対話ができると
自分の抑えていた感情に光があたるように、我慢していたことが許されるように、そうか・・そうだったのかと自分で自分の感情に気付きます。これを助けるのが自分がどう思っているのか気付くための親からの質問のパスで、アドバイスではありません^^焦らずに一発で決めようなんて思わないように注意が必要です^^
プロじゃないからできなくてもいいじゃない。今日ダメだったらまたやろう。今日は終わりじゃないからね^^
質問はマツダミヒロさんで学びました(私は魔法の質問カードマスタートレーナーとして登録もされています^^今は活動休止していますが今でも質問はマツダミヒロさんから学んでいます)
全力で取り組めることありますか?