「うつ消しごはん」の効果の差

コラム

子どもが不登校になり、最初は倒れてもいいから学校に行ってほしいと思っていましたが、二回目の不登校でもう学校はいい!、まずは「健全な心と身体に」と完全に目標を変え自宅で私ができることはないだろうかと「うつ消しごはん」に出会いました。

まだまだ同年代の日常とは違う日々ですが、それでも学校に行かなくなった日々の姿と比べると随分元気になりました。心が元気になったのか身体が元気になっていったからなのか、順番はわかりませんが、会話も笑顔も外出も増え、うちにはあっているようです。

「うつ消しごはん」ではたんぱく質と鉄分の摂取をまず推奨し、プロテインやゆでたまごがオススメと書かれていて、私もそれに飛びつきました。でも注意が必要で、誰でもすぐ効果が出るわけでは決してないこと。

そもそもの足りない具合、量や年数で十分に足りるようになるまでの年月が変わってきます。真っ黒な絵の具の水のバケツに、水道水を注ぎ続けて完全に透明にするには、みんな同じスピードで透明にはなっていきません。それぞれ持っているバケツの中の絵の具の水。黒の濃いさも違うし、黒い水の量も、バケツの大きさも、注ぐ水道水の勢いも量も違います。

ゆでたまごを数日食べたからって今日すぐ元気にはならないです。それでうつ消しごはんは効果がないと諦めるのは個人的にもったいないなと思います。

①必要なたんぱく質の量を知る

1日に必要なたんぱく質は60グラムです。たまごは1.5個で10グラムチーズ50グラムでたんぱく質が10グラムです。うちが飲んでいるプロテインだとスプーン9杯分です。たまごを1つ食べてもすぐには元気になれない理由がここにあります。圧倒的に摂る量が足りていません。この量を毎日クリアするのは大変ですが、そこで「質問脳」が生きてきます。

どうせダメ・・ではなく、だったらどうしたら?と考えることで完璧ではないけれど必要量になるべく近づくことはできるはずです。そうなるとやっぱりプロテインが楽です^^

一人ひとり不足している量も違えば、摂取している量も違うので、身体の調子が変わっていくタイミングがそれぞれ違ってきます。

②たんぱく質が足りると薬の効きがよくなる

息子を見ていて分かるのですが、うつ消しごはんをはじめて、「薬」をちゃんと飲むようになりました。うつ消しごはんまでは薬を飲むことすら億劫がっていました。代謝酵素のたんぱく質が十分にあると、代謝が良くなり、薬の効き目が良くなります。お薬がきけば薬も減っていきます。薬が減っていけば副作用も軽減します。

③できることからでいいからスタート

プロテインが苦手、お肉は無理、たまご料理嫌いなどなかなか難しいときもあると思います。優先順位をつけると食事は「美味しい」が一番かもしれません。でも何が必要か、何のためにと理由を知ることで「じゃあどうすれば?」と考えようとしてみます。私が圧力鍋を推奨するのもお肉をクタクタにして食べると量をたくさん食べられるから。消化の負担も少なくてすむし動物性のたんぱく質もたっぷりとれるから。

自分がしたいこと。できるようになるにはどんな工夫をしたらいいだろう

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