卒業シーズンに心を傷めているママ達のつぶやきを多く目にします。私も同じく本来なら息子が大学を卒業していたはず。着物着て出席するんだと意気込んでいたのに・・ね・・
本来は卒業生のお母さんだった私の気持ちの整理も兼ねて＾＾今回は掲示板メンバーさまのみへこの限定コラム（メルマガ番外編）をお届けします。
月が変わりましたのでオープン記事にします＾＾
※※※※※※※
私が今の街に引っ越してきたのは数年前の１月でした。春になり、たまたま、車で少し行ったところに桜並木を発見し、満開の桜に「いい街に引っ越してこれたね」と家族で喜びました。
５月に同じ道を車で通った時に、その桜並木の枝がつんつるてんに切られていて、これは次の年にきれいに咲かせるために必要なことなのかな・・と無知な私は思っていました。
その桜は緑の葉をつけることもなく裸のまま秋。寒々とした姿で冬を終え、次の年は桜が咲かないままでした。その初夏にきれいな緑の芽が出始め、夏には緑が生い茂り、次の春には桜が咲くものだと思っていました。
秋に通った時にまたつんつるてんに切られていました。そこでようやくここの桜はもう咲かせないようにしているんだなと思いました。
仕事をしている中で、その通りの住宅地の人と知り合い、桜並木の事を尋ねました。その時意外な答えが返ってきました。
やっと切ってくれたのよ・・と。住宅地の人からすると、その桜並木は昔からあったものではなく、道路整備のタイミングで植えられたもの。風が吹くと花吹雪がすごく家の壁や窓にこびりつく。花びらの絨毯といえば聞こえはいいけど滑りやすく危ない。それは我慢できたとしても一番の困ったことが害虫や毛虫の多さ。農薬を散布するにしても住宅街の通りに桜並木をつくったものだからそう簡単にはいかなかったそう。
近くのビニールハウス栽培で花や果物を育てている農家さんにとっては害虫は敵で大迷惑！住宅街の住民と一緒に桜を切ってほしいとずっと申請をしていたそうです。
私はよそから来た身で、桜がきれいでラッキーと思っていたので、切られた枝に、なんてひどいことをする人たちだ！行政に言いたいくらい！とか思っていましたから・・その土地に住む人にはその土地の住む人にしか分からないことがあるものだと学びました。
私はたまたまこの桜の枝が切られた理由を知ることができたので、それは大変だったですねという気持ちになれますが、きっとこの理由を知らない人はその以前咲いていた桜並木の切られた枝に「なんてひどいことを」と思って生きている人も多いと思います。（私がそうだったように）
子どもの不登校も同じで、分かる人にしか分からない悩み。その桜並木の住民も桜に浮かれる春のニュースが面白くなかったと思います。蚊帳の外というか当事者じゃない人って好き勝手いうんですよね。そして桜並木の住宅街の人だって切ることに反対した人もいたと思います。
みんなの気持ちが１つになることってなくて。みんなに分かってもらえることってなくて。でも理解しようとすると、その人それぞれの主張がある。同じ主張の人がいる。反対の考えの人もいる。分かりあえる人がいる。分かってもらえない人もいる。理解してくれようとしてくれる人がいる。自分だけ正しいと思っている人がいる。分かってくれる人がいる。
同じ一つの出来事でも角度や立場が違うと見える景色や意見が全く違います。
桜だって邪魔になって切られることもある。
私達が卒業シーズンに胸を傷めていることも分かり合える仲間がいる。心を傷めないようにすることはできないけれど、仲間がいることで、痛みを和らげることはできる。
（弱小ですが）みんなとそんな掲示板ができたらいいなと思っています。
大きなサイトの掲示板のように世の中を動かす力はないけれど、決して１人じゃないって支えになれればと思っています。桜がきれいだって笑える未来が私達にも来ると信じて、一緒に頑張らせてください＾＾
最後に・・・掲示板に上がりました広告の表示に関しましてはご不快な思いをさせてしまって申し訳ないです。ご利用者さまに料金の負担なく本サイトを続けるために自動広告の表示を利用しています。不登校に関して少しでも心の負担を軽くしたい想いのサイトで逆にご負担に感じさせてしまって本当に申し訳なく思っています。ただ今私ができる方法はこの形しかありませんことをご承知おきいただき、掲示板ご利用のご判断をお願いいたします。
大丈夫大丈夫。未来はくるくるみんなにくるくるyukiでした＾＾
