ぼっちになり高1で不登校。動き出しては立ち止まる。また動かなくなる恐怖に声掛けを悩んでしまいます。〜リビングで過ごす子と部屋に引きこもる子の心と対処の違いを知ろう〜

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こころさんのブログからきてくださった「さたまま」さんからのご相談

↓こころさんのインタビュー。是非一緒に御覧ください。とても素敵なママなんです^^

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さたままより:①高校を休み始めた理由

はじめまして。こころさんという方のブログから、こちらに辿り着きました。娘は元々人見知りが激しく、自分から話しかけることはまずない子です。部活やスポーツクラブも嫌なことがあるとすぐにやめてしまいます。
恐らく気が進まないまま高校へ進学しました。夏休みが明けて間もなく、お腹が痛いとトイレに入ったきり、出てこなくて、休むといい休みました。そこから結局1度も行けず、辞めました。理由は「ぼっち」だそうです。


1人話せる子がいたけど、夏休み明けに賑やかなグループに入ってしまい、自分はそこに入れなかった。周りからぼっちと思われるのが嫌だと言いました。そこから辛く悲しい日々を過ごしました。
私も色々カウンセリングを受けたりして、娘に対して褒めたり、休むことを受け入れたりと、どうにか元気になって欲しいと励みました。

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さたままより:②通信制高校に転学して専門学校へ。そしてまた休む日々

2年の学年から1年生として、通信制高校へ転学しました。完全通信、年2回のスクーリング以外通わずに済む学校です。卒業後はどうするか、娘は中学の友達が行ってる専門学校に行きたいと、見学に行き、進学を決めました。趣味が活きそうな学校です。入学して6月あたりに「学校めんどくせ」「クラスの全員バカばっか」と不満を言うようになります。もう胸騒ぎしかしません。そして今月頭に1週間、休みました。次の1週間は行き、今週水曜日は嫌いな先生と隣の席の嫌いな子の先週の出来事があったらしく、休み、今日は授業ではなくレクリエーションだから休みです。

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さたままより:③どう声掛けしたらいいのかわからない

またあの頃のように行けなくなってしまうのか、考えただけで涙が出てきます。親として、どう声がけしたり接したら良いか、焦る気持ちばかりです。正直なところ、どうしたら良いか分からず、こちらに書いています。自宅では、ゲームしたり動画を見たり。部屋で引きこもることはないです。約4年間自宅にいたので、通信の最後の方は、お昼頃起きてたようです。

率直な気持ちは休み休みでもいいので、専門学校は通って欲しいです。自分で行くと選んで決めたので。
今は自ら孤立している気がするので、そこが解消されると良いなと思います。

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yukiより:①ぼっちの苦しさ

最初に。さたままさん^^こころさんのブログからきてくださってありがとうございます。最初に「ぼっち」の話をしますね。過去にもいじめについてお返事したものがありますので貼っておきますね。あわせて読んでみてくださいね^^

いじめられるって大きな嫌がらせではなく、ぼっちや仲間はずれのような一見地味な行為のほうが、1滴1滴硬い石に水を落とされ穴が開いていくように、小さな行為でも積み重ねれば心に深い傷を残します。大きな嫌がらせは相手が悪いと明確ですが、仲間はずれのような行為は、外される方にも原因があると言われたり、自分から積極的になりなさいと言われたり、元気になって欲しいゆえのアドバイスでも心を痛めている子どもを余計に苦しめてしまい、誰もわかってくれない。私が悪いのか・・と癒えることなく心を閉ざしてしまいます。

さたままさんはその時期を一緒に過ごされ、支えられ、また動き出した娘さん。本当によく頑張りましたね^^ターニングポイントで娘さんが「動いている」ことに、ご家庭でのサポートの厚さを感じました。通信制高校に移る。専門学校に行く。と不登校ながらも(言い方が悪かったらごめんなさい)前に前に進んでいます。これは、さたままさんのフォローがよかったのだ思います^^

お子さまは前に進む気持ちをご家庭で十分に蓄えています。人を嫌がらずもう一度飛び込んでいくとても勇気がある子です。だけど、今度こそ!今度こそ!と思っても世の中そんなに自分が思うような理想の友達に出会えなくて、だったら一人がいいと思ってしまったり、家で愚痴を言ったりすると、親としてまた自宅生活になるのでは?ととても心配になる気持ちとても分かります。が愚痴やお休みを取ることは強ちマイナスなことではありません。

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yukiより:②部屋で過ごす子とリビングで過ごす子の違い

お子さまはリビングで過ごしています。部屋に引きこもるタイプとリビングで過ごすタイプとの違いとポイントをお話しますね。

  • 反抗的な態度で、部屋に引きこもる子どもは、将来のことを気にしている可能性がとてもあります。だから親との会話も極力避けたいし、将来のことを聞かれるとイライラしたりします。話さないとわからない。力にもなれない。将来を気にしているなら尚更どう動いたらいいのかアドバイスをしたい!でも声がかけられない。と親は悩んでしまいます。この場合、一度の声掛けは単語一言のみからスタートです^^相手が無視しても大丈夫。顔を合わせても、単語一言かけられる位なんだな。と安心感を与えると、向こうから話してくるようになります。成果が出るまで時間がかかるかもですが、親に対してのガードを外すことから始めないと会話ができませんから。
  • リビングでのびのび過ごす子どもは、たくさん話してくれるけれど、肝心な話は嫌がったり、愚痴やマイナスなことを話すことも多いです。親としては、なんとか前向きな気持ちに持っていってあげたい!不安にさせたくない!と励ましの言葉を探します。言葉がけが上手くいかず悩んだり、なんと言っていいのかわからなかったり、頭の中でぐるぐる考えて落ち込みます。この場合子どもたちは何を望んでいるでしょう。イマドキの子は解決策はネットで質問して手に入れます。それなのに、リビングで愚痴を言うのは???今子どもが気にしていることをわかってほしい^^(愚痴りたい)からなのです。愚痴がリビングで言えるのは、学校のことを口にするエネルギーを持っている状態です。最初の行けない頃とは違います。

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yukiより:③大人になることの意味

通信制高校へ移り、専門学校へと道を決めました。望むような友達関係が今は築けず、休んでみたり、リビングで愚痴を言ってみたり。その休み方ですが、「行きたいのに行けない」状態ではなく、「自分で選択している」様に私には感じられたのですがいかがでしょうか?

やりたいことと、やらなくてはいけないこと。このどちらかが100%でどちらかが0%では困ります。そのバランスを子どもなりに考えていても、親はつい、やらなくてはいけないことをやっていない事に目がいきます。大人になるにつれて、自分の心と身体のことがわかってきます。これ以上は無理!とかこれは嫌だけど行っとくか・・みたいな感じで自分でバランスをとっていきます。

子育て中は、お金や生活を面倒見ているので、なかなか子どもに寛大にとは難しいですが、子どもが大人になることの1つとして、自由を手に入れることがでてきます。自由と言っても、それはもう自分自身の事であり、責任も伴うこともわかってきます。

自分がどう振る舞っていくのか。どう生きていくのか。その辺も含めて自分で選択をしていける年齢です。行かないことの意味、重要さも以前よりわかっていると思います。同時に今までの経験から無理して行くことのリスクも知っているはずです。嫌なことから逃げているのではなく、自分の心の守り方を身につけているからできる行動です。^^

私達親は、大人になる事とは、やりたくないことも無理してやるイメージがありますが、大人になるって人生の選択が自由にできる年齢になることです。子どもたち本人が自分で生きるスピードを調整したり、やりたいことのゴールを少し延期したり、自分の心と身体とのバランスも考えて生きることが大事です。

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yukiより:④ひとりぼっちの4つの特徴と対処法

一人で過ごす子は、寂しいと思う子もいれば、気楽だと思える子もいます。だけどこのままじゃいけないという不安に感じる人も少なくありません。一人で過ごす子どもの4つの特徴として

  • コミュニケーションが苦手
  • ネガティブ思考が強い
  • 自分中心で考えてしまう
  • 劣等感がある

があります。話したいけど何を話していいかわからない。どうせ私が話してもつまらないって思われるだろう。私が望んでいる話じゃない。もっと私の話がしたい。話したとしても上手く話せなかったらどうしよう。などお話したい気持ちはあるのに上手くいかないものです。

先にも書きましたが、ターニングポイントで動けているさたままさんのお子さまの力がすごいです。ところで今は、お子さまからはお友達がほしいって相談をされていますか?もしされていないのでしたら、(聴くのは親として辛いけれど)日々のことは愚痴として受け止めてあげてください。本来、友達同士でそういう話はするものです。男の人が仕事の帰りに居酒屋で「上司バカヤロー」と同僚と飲みスッキリして自宅に戻ってくる様な感じです。その愚痴が言えるお友達として、さたままさんが選ばれたとしたら^^実は光栄なことなんですね^^愚痴は溜めると心に悪いです。でも出しどころを考えないとトラブルにもなります。お子さまはそこまでわかってさたままさんの前で話しているのだと思いますよ^^

今は私達が生きていた時代と違います。私とさたままさんがこうやって繋がれたように、目の前にいなくても心を繋ぐことができます。お会いしたことはありませんが、今私は、さたままさんを目の前にお話をしている気持ちです。

友だちが欲しいと、今後お子さまから相談を受けた時には、(相談されてからでいいですよ^^)どう答えてあげたらいいのかと、さたままさん自身が正解の答えをださなきゃって思わないように^^相談には、解答を与えるのではなく、心を痛めたお子さまの心を解凍するようにお話してあげてください。友達とは、目の前の人だけに縛られず、クラス以外の子でもいいということ。視野を広げると、案外気が合う人が居そうなことも見えてきたり、学校に縛られず、いきつけのカフェやアルバイト先。こうやって趣味などで繋がった人など、自分が望めば、人と繋がることにはたくさんの選択肢があるということ。お子さまが友達を作るために何ができそうかなど考えるヒントを与えるつもりで接すると、さたままさんから出る言葉の幅も広がると思います。

子どもの不登校を経験した母親は、ずっとあの時の姿に恐れながら生きていきます。高校で不登校になり通信制→大学→就職が決まった息子なのに、今でも私はなにかあると息子があの日に戻るのではないかと心配してしまいます。

期待外れかもしれませんが、心配はなくなりません^^でも子どもたちは確実に成長しています。きっとさたままさんのお子さまも最初に学校に行かなくなったあの日と比べたら?全然違うのではないでしょうか。子どもたちは私達親が望むスピードではありませんが、ちゃんと成長して、自分の取り扱いがうまくなっています。無理をしないことや吐き出すことをちゃんと覚えて自分を守っています。

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さたままさん。ずっと頑張ってきたんですね。やっと楽になれると思ったのにまた続くの?そんなお気持ちなんだと思います。お役目なんて話をすると逃げになりますが、今回さたままさんが生きる中で、学校に行かない子どもの親の経験をすることが使命だとしたら?さたままさんはこの経験で何を学べたでしょう。私はね・・・息子の不登校がなかったら超絶嫌な女まっしぐらでした(^_-)勉強ができないのは親の責任。子どもの幸せは親次第だって本気で思って生きていましたから・・だけど息子があそこで立ち止まったおかげで、自分自身が生き急がなくていいことを知りました。そしてさたままさんとお話ができました^^

さたままさん。悩むことは辛いけれど、それはね子育てから逃げていない証。さたままさんがお子さまのことを思っている証。辛ければ辛いほど胸を張っていいんです。そして、どうぞその心配を吐き出してください。心配事は子ども本人にぶつけなければそれでいいんです。またお便りをくださればこちらでお返事しますし、私がメルマガを書いています未来地図では、月に一度オンラインで参加できる親の会を開催しています。経験豊富で面白くて優しいスタッフがお迎えします^^ぜひご参加くださいね^^

未来地図https://miraitizu.com/entry-miraicafe

さたままさん。一人じゃないからね。大丈夫大丈夫。またお便りくださいね。

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