子どもの不登校。うちはゲームにハマっていました。いまでもゲームはしていますが「ハマっている」からは脱したようです。
知らない人やあまり関係がない人が怒っている時は「巻き込まれないように」そっと過ごしますが、同じ屋根の下の不登校の子どもがずっと怒っているとそうはいきません。
声をかけたら怒鳴られる。タイミングが悪ければ「おまえのせいで」みたいに言われる。ヒヤヒヤして過ごすため、ちょっと機嫌がいいだけで今日は良い日なんて思ってしまうほど顔色を伺って生活することもありますよね。
そんな時は1つ親の心を緩めるために自分に質問をお願いします。
①この子は何に怒っているのだろう?
機嫌が悪いからそっとしておこう。と静かに過ごしたり、優しく声を掛けたのにうるさいって舌打ち。我が子だからそれでも一緒にいれるけど、知らない人だったらほんと嫌なヤツですよね。それでもお世話をしている私たちは本当に偉いです^^これを親だから当然だという「できた方」には、ではこの子を預かってくださいと、できた方に私たちの至らなさを助言ではなく行動で助けてもらいましょう^^
子どもが怒っている時、何に怒っているのかを探してみましょう。話ができないから・・とそこで諦めずに、日常会話ができることは不登校に限らず大事なことなので、もしそこからならば日常会話の見直しから必要になってきます。
②大事にしているものを知ろう
ゲームを例えにしてみると、ゲームで大声を出してイライラ。そのイライラはなぜでしょう?話を聞いいてみると思ってもいない言葉がでてきたりします。
私はただ負けたのが悔しいのだとおもっていました。ゲームくらい・・勝ったからってなにになるの?イライラするゲームならやめたらいいじゃない。と呆れる毎日でした。
息子がいったのは「この世界位かっこよく生きたい」と言ったんです。みんながそれに当てはまるわけじゃないんです。例えば、「一緒に戦った人に裏切られて悔しかった」とか「大人が入ってきて僕の武器を奪っていった。大人のくせに」とかその子の悔しいポイントが全然違うんです。
息子の怒りはゲームに負ける=ゲームの世界でもカッコ悪い。だったんです。それは今の自分をカッコ悪いと思っているからです。
そんな息子に「ゲームくらい」とか「負けても関係ないじゃん」とか言っても怒りが収まるわけありません。
息子に必要なことは「今の自分はかっこ悪くない」と知ることでした。
③怒ることの大事さ
例えゲームでも「怒り」ってとても大事で、「怒る」ことで「悲しさ」を感じることから回避できています。「怒り」はプラスのエネルギーなので周りの人へのダメージも大きいですが、自分へのダメージが少なくてすみます。一方「悲しみ」はマイナスのエネルギーなので自分へのダメージが大きいです。
「怒り」には意味があって、怒りのポイント、何に怒っているのか。自分が何に対して怒りを感じるのか。そして怒ることで悲しさから受けるダメージから自分を守っています。
④親への怒り
中には、親にも四六時中、怒ってくる子もいます。この場合は「怒り」を表現することで相手(親)からの攻撃を避けようとしていたり、親をコントロールするために怒っている場合があります。「顔も見たくない」「消えろ」とか言ってきますが、本心であって本心でない分があることをほんの少しだけわかってあげたいです。言われたら悲しいけれど、それは本当に顔も見たくないのではないし、消えろと思っているわけではありません。本当にいなくなったり消えたりしたらどれだけ困るか知っています。ただただ自分を守るために、心の爆発を避けるために、怒りで相手との距離を取ります。自分が無力だと知っているから捨てられる怖さも知っているから。
あなたの怒りをその人にぶつけたらどんな顔をするだろう